俺は姉が大好きだ
「しゅんちゃん…しゅんちゃん!」
「んー…」
「起きて!」
「…あぁ、姉ちゃんおはよ」
6時30分。俺を起こしてくれたのは俺の姉、達崎ももか。歳は俺の二つ上だ。すんげぇ優しいし、冗談抜きですんげぇ可愛い。
「じゃあ、朝ご飯作ってくるね」
姉ちゃんは親が料理べたなので代わりにご飯を作ってる。姉ちゃんの作る飯はすんげぇ旨い。ほんとにいい姉だ。よし、そろそろ着替えて下いくか… バターン!!
「お兄ちゃんまたお姉ちゃんに起こしてもらってんの!?たまには自分で起きなよ!」
うわ、また来やがった。勢いよくドアを開けて入ってきたのは俺の生意気な妹」、千鶴。姉と真逆の奴。俺に向かってファブ●」ーズかけてくるし、すぐ叩くし、俺に近寄ろうとしないし。思春期ってそういうものなのか?…いや、いくら思春期でも俺にファブ●ーズなんかかけてこない。見た目は可愛いのだが…
「いいだろ別に。お前困ることないし。俺の勝手だろ?」
「お姉ちゃんに起こされてにやにやしやがって!」
「はぁ!?」
え?俺にやにやしてた?まじ?まじなの?
「お兄ちゃんのばぁぁか!!」
バタンッ……なんなんだよあいつ…てか、この会話何回目なのだろうか…
「いただきまーす」
ん~!やっぱりうめぇ!今日の朝ご飯は目玉焼き。うめぇよ…
「じゃ、しゅんちゃん、千鶴~,行ってきまーす」
「いってらっしゃーい」俺の姉ちゃんの高校の制服はセーラー服なんだが、それを着てる姉ちゃんマジ可愛い。スカートの丈も丁度いい…
「お兄ちゃん顔キモイよ。」
「うっせぇな」