昔話をくだらなくする
むかーし、むかし あるところに
おじいさんとおばあさんが
いませんでした。
〜完〜
というのは じょうだん で
おばあさんは 山へ しばかり に
おじいさんは 川へ せんたく を しに
いえ を でました。
おじいさん が 川で せんたく を していると
川上 から 大きなもも が どんぶらこ、どんぶらこ、と
ながれてきました。
おじいさん は その もも を みて
「ああ、なんて うまそうな もも なんだ。」
と いいました。
「ばあさん にも みせてあげたい。」
そう おもった おじいさん は
おばあさん を よびに 山へ いきました。
お爺さんが山へ行っている間に桃はどんぶらこ、どんぶらこ、と川を流れ、ついには海へと出ていった。
その時、巨大な波が桃を襲い、桃はその波に耐えきれず、海に飲まれてしまった。
そして桃は誰にも知られずに海の底へと沈んでいったとさ。
めでたし、めでたし。