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君のとなりで

作者: 来恋&来羽
掲載日:2013/04/16

友姫奈。

もう大丈夫だよ。

平気だから。


ドシャ!!





...ピーポーピーポー...


「うっ...ん...」

ん!まぶしい...

「...な...きな...友姫奈!」

おかあ...さん?

「友姫奈...なにやってるの!ばかたれ!」

えっ?

私...なにを?


ーーー数時間前ーーー


「来ないで!」


私は、栗山友姫奈。

くりやまゆりな


中学1年生。今、屋上から大好きな大河(たいが)の所に、いこうとしてます。


「やめなさい!そんな事しても大河くんには会えないのよ!?」


うるさい。会いに行くの。

絶対。そして、言わなくてはならないの。


ありがとうと...


ーーー1年前ーーー


「やめて!やめてよ!」


この頃、私は、いじめにあっていた。


「...助けて...」


ドカッ


「!?」


「やめろっつってんだろ!!」


この声は!


「大河...」


大河は、いつも、私のことを助けてくれる。

私は、大河に助けてもらうことが、最初は、嬉しかった。

でも、今は違う。


「大河に助けてなんて言ってないし。」


「えっ?言ってたじゃん?小さな声で」


「言ってない!もー、ほっといて!」


私は、こんなに無愛想だから、

ありがとう

なんて、言ったことがない。

でも、今は、こんな性格を悔やんでいる。


リリリリーン

ガチャ

「はい、栗山です。」

「友姫奈!?大変!大河が!」

「えっ?」


電話によると、大河が、この前のいじめてきた人に喧嘩をうって、大怪我したらしい。


「大河?」


大河はどこ!!


「大河!!」


私の目に写った大河は、

いつものように、お気楽に笑っている大河ではなく、静かに眠っているような大河であった。


「そ...んな」


近くでは、大河のお母さんが、すがるように、泣きながら何度も何度も


「大河...大河...」


と、言い続けていた。


私のせいだ。私が...助けてなんて言ったから。

私は、1度も、大河に

ありがとう

なんて、言えなかった。


私は、家に帰ったあと、大河が死んだとは思えなかった。


学校でも、悲しみの思いはあったが、すぐに、

大河はクラスからは、姿を消してしまった。

私は、自分をせめつづけ、心に決心した。

「大河に会いに行く」

屋上へ駆け上がり、屋上に

フェンスを乗り越え、身を投げ出した。


そんなとき、先生に手を捕まれそうになったので、

とっさに

「こないで!」

と言ってしまった。


説得されたが、私は耳を傾けず、身を投げた。


「会いに行くからね、大河。」


ふわっと、宙に浮いた瞬間。

誰かに受け止められました。

そして


「友姫奈。まだ君は来ちゃダメだ。

君は、1人じゃないよ。俺は、お前の近くにいる。

友姫奈に見えなくたって、心のなかにいる。

平気だよ、もう大丈夫だよ。」


「待って!大河!」


スーっと、意識が飛ぶなか、最後に、痛みと共に、大河が守ってくれた気がした。


そのあと、私は、病院で入院していて、主治医によると、回復が早いと言う。

これもすべて、大河のお陰かな?


気づいたよ。私は1人じゃない。

ずっと君のとなりにいると言うことを。


ーーーendーーー

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