『新・五虎大将軍 見立て伝』
――虎ノ國 外伝・未来編より
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一、風牙の若虎:前川右京
かつての近本光司の“風”を継ぎし者。
王国南部を駆け抜ける俊足と突破力に加え、若きながら鋭い直感を持つ将。
「風が変わる前に動け」――
その信条は、敵より一歩先を読む戦場の風向きそのもの。
戦場では先陣を切る“風の尖兵”、民の間では人気絶大の“陽の虎”。
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二、翠光の智将:小幡竜平
中野拓夢の戦略眼とバランス感覚を継承した、若き軍師。
口数は少ないが、状況判断と“仕掛ける間”においては突出。
王都の策の塔を預かる重責を担い、見えない戦いで王国を支える。
「刃は剣にあらず、布陣にこそある」
その言葉通り、彼の指先ひとつが戦局を動かす。
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三、蒼雷の弓将:井上広大
森下翔太の射抜く力と闘志を受け継ぎ、“真っ直ぐな意志の矢”として名を馳せる。
師を尊敬しつつ、自らの進む道に迷いながらも、“心で放つ矢”にたどり着いた青年将。
「俺は誰かの影じゃない。俺の矢は、俺自身が決める」
冷静さと情熱の狭間で、もっとも成長した将の一人。
その放たれた矢は、時に人の心を射抜く。
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四、雷脚の突破者:渡邉諒
佐藤輝明が残した“豪腕”と“打ち破る力”を引き継ぎ、
己の拳で戦局を変える異端の将。無骨で荒々しいが、誰よりも熱く、仲間に厚い。
「上等だ。壊してやるよ――“壁”も、“恐れ”もな」
爆発する力と勇気で、すべての道を切り開く存在。
信じた者のために拳を振るう、泥臭き雷鳴。
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五、鋼壁の若城:中川勇斗
大山悠輔の“守る力”をそのまま受け継いだ、沈黙の守護者。
若くして王都守備隊長を務め、言葉ではなく“構える姿勢”で周囲を導く。
「俺がここにいる。それだけで十分だろ」
民にとっては安心の象徴、仲間にとっては最後の砦。
王国の“静の虎”と呼ばれる、無言の絶対的存在。
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【総評:新・五虎大将軍】
五人は、それぞれの師から技と志を継ぎながらも、
模倣ではなく**“独自の虎道”**を切り開いた者たち。
彼らは単なる継承者ではない。
時代の移ろいに抗い、五つの個性で新たな時代を導いた、
**“烈風の五虎大将軍”**である。
風は未来へ。
智は変化へ。
矢は信念へ。
雷は突破へ。
壁は静寂と誓いへ――。
かつての虎たちが築いた王国を、
この五人が次代へと繋いだのだ。




