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脳味噌を啜るにしたって啜り方というものがあるし貴方が似合わないと言った赤いスカートが一番よく似合うんだって沈めて捏ねて焼いて捨てようね

作者: 藍槌ゆず



 これはお前がいつも教えてくれていたことだけれど、私は枝豆よりもそら豆が好き。

 これはお前がいつも教えてくれていたことだけれど、私は赤色よりも青色が好き。

 これはお前がいつも教えてくれていたことだけれど、私は飛び跳ねるより転がる方が好き。

 これはお前がいつも教えてくれていたことだけれど、私は幸福よりも我慢が好き。


 これはお前がいつも教えてくれていたことだけれど、私は眠ることより歌うことが好き。

 これはお前がいつも教えてくれていたことだけれど、私は明日よりも昨日が好き。


 これはお前がいつもいつもいつもいつもいつまでも教えてくれていたことだけれど私は焼くより煮る方が好きで捏ねるより叩く方が好きで優しさより憎悪を愛していてお前がいつも言っていた通りになっていくのだけれどお前はいつもいつもいつもいつもいつも素知らぬ顔をして私が何を好きかを教えてくれてとっても嬉しいから今日は今日こそは今日に限っては私が教えてあげようと思うの


 私は赤いスカートが好き


 私が

 赤いスカートが世界で一番似合う女の子だってこと

 教えてあげるけど忘れてもいいよ



 早くくたばってね



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― 新着の感想 ―
好きです!!!とても赤い、激情を感じました!!!
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