一話 一時間目からカバディだと!
忠告この作品は短編小説の続きです。
作流たちの今日の一時間目の授業は体育で一年A組から一年D組が合同で行うのだ。なのにジャージ登校ではなく普通の制服登校だった。そこはジャージ登校だろ!と言いたくなるが全員文句言わずに従っている。
そして一年AからD組までの朝の会(朝礼)が終わると10分間だけ本を読みそのあと体育着に着替えたのだった。男子はクラスで、女子は4階の両端にある更衣室で着替えるのだった。東側が一年AからB組、西側はCからD組になっている。
5分経ち全員が着替え終わり校庭にそろった。
中には癖の強い眼鏡くんや背は低いが言うことがでかい子などもいる。もちろん最近反来と知り合った八十斗や一六沢などもいる。
体操をするときだれが先陣を切るのかと言うとそれは一年A組の体育係が行うのだ。
すぐに一年A組の体育係が生徒の前に立つとその人たちは「せーの」と告げ体操(ラジオ体操第一)が始まった。上から見ると「コワ!」と誰もが言うだろう。
ほどなくして体操が終わり生徒たちは列をきちんと整え地面に体育座りで座った。そして先生の話が始まった。
「はい、それじゃあ今日はA組からD組まで合同の体育をやります。司会はこの俺一年A組担任三力 帝です。よろしくって知ってたか俺のことは。はい、それは置いておいて今回はカ・バ・デ・ィをやります。レッツカバディー!」
先生の告げた通り今日はカバディをすることになった。カバディとは最近人気が出てきており意外と大変なスポーツなのだ。
それをやるのだから先生もたくさんやったのだろう。
先生の話が終わると生徒たちは立ち上がり10人チームになった。チーム構成は1番から10番、11番から20番、20番から29番と一クラス三組で作られている。
リーダー格の人は腕にバンドをはめている。
カバディには得意、不得意は今現在存在していない。だってだれもやっていないんだから。
そして第一試合が始まった。全十二チームあり一試合では三試合が行われる。
そしてなぜか実況がいた。
「皆さんこんにちは生徒会長の羽蝶 爆です。さぁ始まりましたカバディ第一試合、対戦はA組1チームとB組3チームです。さぁ試合スタート」
最初のレイダーはA組でA組5番の人が前に出た。
「カバディ、カバディ、カバディ、カバディカバディ、カバ」
「おっと!レイダーが相手にタッチしました。さぁこれからどうするのか?」
タッチされた人はタッチした人を追いかけただがレイダーのゴールに行き得点が入った。
それから合計で40分ぐらいカバディの試合をし授業が終わった。
省略してしまったが思った以上に反来はカバディがうまく3点ぐらい取ってしまった。
「反来くんさすがだねだって3点も取ってるんだろ?反来くんどうやってそんなにとれるんだよ?」
ある生徒が聞くと反来は丁寧に言った。
「そうだね俺がなぜカバディがうまいかと言うと前テレビで見て面白そうだったから一回家族でやってみたらそれが面白かったけど意外と疲れたから図書館で資料などを借りて勉強したんだよ。ま、その成果かな?」
「おお~。さすが反来くんだ。そうだ、今度カバディについて聞かせてよ」
「ああ、いいぞ」
反来と話していた生徒たちは反来にカバディの話を聞かせてもらえる券を得た後去っていった。
それと入れ替わりに一六沢がやってきて反来の肩を柔らかくたたいた。
「反来くんお疲れさまでした。私も遠目で見ていましたがカバディがとても上手なんですね反来くん」
「ありがとうございます。一六沢さん。一六沢はどうでしたか?カバディ」
「そうですね、私は一点も取れなくて今私の心は不甲斐ない気持ちでいっぱいですよ」
一六沢は前髪が見えないように止めていたものを触りながら話した。そのとき花の匂い(?)がした。
「へぇ~。でも一六沢は頑張ってたと思いますよ。ちらっと見た感じだとチームの助けになってると思いますよ」
「そそそそそ、そうですかありがとうございます。反来くんにそういってもらえてうれしいですよ」
その時風がふわ~と神秘的に吹いた。まぁ一六沢の髪が神秘的なので神秘的の二乗的なやつだろうと思う。
ちなみに反来はこの時何も思っていなかったが一六沢はすこし恥ずかしがっていた。
「では反来くんまたあとで会いましょう」
「ああ、またな」
二人はそんな日常的な会話で別々のところに行った。
反来はのんびりではなく少し早歩きで教室の戻り体育着から制服に着替えた。ちょうど反来が着替え終わると次の授業開始まで残り五分になった。ちょうど外にはクラスの女子が何人か待っていたためまだ半分しか着替えていない男子は急いで着替え一分後には全員が着替え女子が中に入ってきた。
各々授業の準備をし全員が席に座ってから一分後先生がやってきて二時間目の授業がスタートした。
二時間目は社会だった。
反来のいるこの学校ではカバディが実用的使われていて皆楽しそうですね。
私もカバディをやってみたいです。
ではまたお会いしましょう。
「またな」(反来 作流君)