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鈍感主人公野郎のラブコメを非リアの田中が実況(笑)してみた   作者: 本町かまくら


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1/5

1 幼馴染との登校イベントを実況(笑)してみた

最高の駄作を楽しんで読んでもらえたら嬉しいです

 俺の名前は田中安智(たなかあんち)。放送部に所属している高校二年生だ。

 ちなみに十六年間彼女いたことないというもはや個性と言ってもいい大記録を打ち立てている、国宝級の非リアである。(超自称)


 なぜ物語の導入のようなモノローグを脳内で語っているかというと……実は俺の通う高校にラブコメの主人公がいるという耳寄りな情報をある情報提供者から聞いたからである。


 いや俺も別に興味本位で一目見ようかなぁ、と思ったくらいに軽い気持ちだったんだよ?

 でもどうやらそのラブコメの主人公が『鈍感主人公』という種類だったから、もう見逃せないわけですよ。

 

 何せ俺、鈍感主人公のアンチですから。

 正直許せないと思わないか?


 明らかに美少女たちが自分に好意を寄せておきながらそれに気づかないなんて……死んで詫びろクソ——以下省略。



 つまりこれから俺は国宝級の非リア兼鈍感主人公のアンチとして、二次元では語られなかった鈍感主人公の陰の部分を暴いて晒してやろうというわけだ。

 これを機に鈍感主人公が自分の犯した罪に気づき、丸坊主もしくはスキンヘッドにしてくれることを切に、『切』に願う。


 さて、では鈍感主人公のリアルを暴いていくとしよう。


 

 ——実況スタート。




   ***




 ライジングサーン‼


 朝から失礼こんばんは。あっ、こんばんはじゃなくておはようございます。(いやこまけーな。ってか朝からそのテンションはウザい)

 本日は気温25度。湿度60%——以下省略。


 絶好の鈍感主人公アンチ日和でございますッ!

 

 おっといきなり鈍感主人公登場だ!

 俺の前方5メートルくらいを歩く奴。

 

 名前は木賀宏(きがひろむ)。

 ほんとに特筆することが何もない、ザ・普通の男だ。

 うん、すんごい鈍感主人公臭がする。匂ってる匂ってる。


 ……その横を歩くのは……お、幼馴染かッ‼

 それもとんでもない美少女で、うちの高校では人気な芦野愛良(あしのあいら)。

 もはや美少女の幼馴染がいるだけで罪だと俺は思う。


 登校中に鳥の糞頭に受けてう●こ踏んでトラックの泥はね毎日食らってもおつり出るくらい。(どんだけ重罪なんだよ)


「宏眠そうだねぇ。また昨日ゲームしてたんでしょ?」

「やっぱりわかる? 最近新しいゲーム買っちゃってさ」

「もぉーしっかりしてよね? もう私たち高校二年生なんだから。いつまでも私が面倒見てあげれないんだからね?」

「う、うん……わかってるよ」


 なんだその会話!

 とりあえずいくら払えばその会話させてくれるのかな。

 恋人代行とかあるくらいなんだから、異性の幼馴染代行サービスとかやってくれよ。それで毎朝起こしてくれよ! そんで「起きたくねぇよ」って駄々こねさせろよ!(特殊性癖の目覚め)


 ……ふぅ。落ち着け俺。

 これじゃあ終始鈍感主人公に嫉妬する惨めな男子高校生になりかねないぞ。

 

 ……もうなってるって? うるさいやかましい。(ひどいな)


「ねぇ宏。こないだのことなんだけど……」

「こないだ……?」


 おっとなんか怪しいぞ。

 ってか明らかに鈍感主人公こと木賀くんは「えっ? なんのこと? 蝉?」と言いたげな表情を浮かべている。

 

 これ絶対幼馴染との間になんかあったやつだよ。

 うわぁーこっちまでもやもやする。


「いやっ、分からないならいいの。ほんとに……」


 おいちょっと愛良さんモヤっとした表情浮かべてるぞ。

 ここは気を利かせて、男としてフォローするべきなんじゃないの? 思い出すべきなんじゃないの?


 では、鈍感主人公の回答をどうぞ。



「……そっか」



 死ねぇ! とにかく死ねぇ! このクソ野郎!

 なんで気づかねーんだよこいつ! 女子との関りゼロの俺でさえフォローしようと思ったのによ!


 皆さんこれが鈍感主人公です。

 なぜか都合のいい時だけ気づいて好感度をもぎ取る悪徳詐欺師です。リアルは鬼です。非人道的です。ほんとポジション変われよ。


「……も、もう宏ったら忘れん坊さんなんだから!」

「ちょ愛良どつくなよ~」

「宏をどついていいのは幼馴染の特権なんですぅ~」

「どんな特権だよほんとに……」

「えへへ~」


 ……イチャイチャしやがって。


 鈍感主人公の、幼馴染との登校イベント。

 全く……なんて有様だこの——以下省略。(あまりにも言葉が汚かったため)


 この先も鈍感主人公野郎は美少女と関わっていく。


「はぁ、この先も俺、実況していけんのかな……」


 もはや実況の体を成していないことに気づいていない田中だった。


少しでも面白いと思っていただけたらブックマーク、評価、感想お願いします!

Twitterもやっていますので、僕の名前から飛んでフォローしてくださいまし!


いやぁほんとおかしいですよね(笑)ってかこれ恋愛じゃねぇ(カテゴリーがもはやギャグに近い)

でも現実恋愛とは、恋愛を主題にしたものなので、ギリセーフ?(アウトじゃね?)まぁそこらへんは適当です。大目に見てください。


今日中に全五話がアップされるので、ぜひ見てください!


ラブコメの可能性、とくとご覧あれ!

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