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普通すぎる俺の異世界転生  作者: 夜ノ彗
世界戦争
70/76

近衛騎士団団長レピット

普段の2倍になってしまった。

1話づつに分かればよかったのでは?

シームウィルがグロ耐性0という事実が判明し戦闘力が大幅に下がってしまったが敵は死肉の塊、そんな事は無視して攻撃してくる。

ノックスは相棒が使い物にならないと判断し1人で戦いを挑もうとしている。

「戦えないなら邪魔にならないように隠れてろ。戦うならちゃんとしろ」

「や、やるけどよぉ。うぅ.....作戦練ってくるから1人で頑張れ!」

「お、おい!......はぁ」

結果として彼は仲間に全部任せて逃げた。作戦を練るといっているが戻ってくることはないだろう。

「よし、やるか」

ノックスが殴ると肉が潰れ、千切れる、不快な音を出し腐った血を吹き出す。

「マジかよ」

その血には毒が含まれているようで彼の平衡感覚を狂わせ、激しい頭痛や吐き気が襲う。

彼は立っているのもやっとの状態で防御し続けているが長くは持たないだろう。

「俺がここで死んだらあいつを呪ってやる」

次第に視界が暗くなっていき地面に伏す。

敵の攻撃は続き、その両の手で彼を押しつぶそうとする。

「待たせたな!《自動目標捕捉(オートエイム)》【武器】-[投石器:火炎岩] 発射ぁ!」

シームウィルは逃げなかった。グロ耐性0の彼は仲間を助けるために立ち向かう。全弾命中。肉片が飛び散り地面を血で染める

「この短時間で見ても平気になれるんだったらさっさと来いよ」

否、シームウィルは何も見てなどいない。

見た目が投石器なのでわかりづらいが最初からずっと目を瞑っている。彼は【封印】時代に重宝していたオートエイムのスキルを使うことで大まかな位置だけで命中させているのだ。必中ではないが敵は巨大な的だ。故に燃え盛る巨岩を撃ち込むことができたのだ。

「なぁ!あいつ死んだか?いや、元々死体だから死ぬは違うか」

「見えないのか?いや、お前見てないな。まぁいい話は後だ、グチャグチャでよく分からないが恐らく倒しただろう」

『ゔぅー......ゔぅ....』

「なんでだよ」

「どうした?生きてたのか?」

積み重なった腐肉の山の中からヒトの形を留めた死体が出てきた。大量の死肉が盾となり核に位置していた部分は無事だったのだろう

それにしてもなかなかに強い。勇者2人による攻撃でも倒れない。

「投石器はやめて弓にでもなってろ!俺は俺で攻撃するから俺には当てるなよ!俺は今からあれを使う、やらなきゃ毒で死ぬからな」

「あれをやるんだな。任せとけ絶対に当たらないように調節してやる!(スキルが)」

「じゃあ行くぞ!【槌】-[聖剣変換:槌]」

「おうよ!【武器】-[聖剣融合:身体]-[魔弓]」

12聖剣-今となっては14聖剣なのだが-それらは長い年月をかけ、代々勇者達が引き継いできた象徴。1本あれば小国など造作もなく制圧できるほどの剣。

数分間しか持たないが聖剣は使用者に自動回復を与えその形を変化させることができる。ノックスはそ聖剣を槌に、シームウィルは自身の身体を武器として融合し弓へと変化させた。

聖剣は象徴であり、想いであり、決まった形のない言わば水のような物。使い手の想いにより変化し、人々を守る

「なんだ、これは」

女が去ってから糸が切れたかのように倒れていく猿人達を保護することを指示し、1人勇者達に加勢しようと来たレピットは見るもおぞましい大地を見て唖然としていた。

「私が付け入る隙などないのか?」

だが、よく見ると勇者はボロボロだ。それに自分は選ばれし騎士。やれることはあるはずだ。彼らが苦戦する死体は血毒魔法を使っているため攻撃を受ける度ダメージは大きくなり、阻害効果が働く。勇者といえども戦闘継続は難しいだろう。

「勇者の弓でも刺さらないのか......なら」

レピットには戦況を変えることができるスキルがあった。

「勇者殿!私なら奴を倒せると思う!だから私に任せて一旦引いてくれ!」

「大丈夫なのか?」

「確かに勇者とそれ以外では力の差は歴然だが、舐めてもらっては困る」

「わかった。無理だったらすぐに引いてくれ」

「あぁ!《弱点看破》、《全てを穿つ者》《帝国細剣術》-[奥義:5連撃]」

レピットはレイピアで死体に攻撃する。撃ち込まれた5つの点は線を繋ぎ五芒星を作り上げ、それに大穴を開ける。血に輝く星は戦場を照らし対象の核を破壊した。

「倒せたな。疑ってすまなかった......な」

「え?おい!大丈夫か?目を開けろ!すぐにコルンを呼んでくるからな!」

「いいや。私が呼んでこよう。2人ともボロボロだろ」

「すまない!頼む!」

敵を倒すことはできたがノックスは毒により生と死の狭間を彷徨い始めた。シームウィルも少しだけだが毒にかかっているため倒れかけている。




「【治癒】の勇者を呼ぶんだ!早く!」

「わかりました!」

「ど、どうしたんですか?」

「お2人が今にも倒れそうです。急がなければ」

「は、はい!」

「どうせあなたなら生き返らせられるんだから急ぐ必要はないのでは?」

口を挟んだのはゼードだ。彼は神の権能以外封印されているため戦闘能力はほぼ0に等しいが両手両足を拘束されている。確かに彼の言う通りかもしれないが、死者蘇生した場合

レベルが半減し、弱体化してしまう。それに、精神的ダメージが大きすぎるのだ。

前回蘇生されてから2週間も経っていないためただでさえ弱い状態で戦っていたのだ。さらに、そこから蘇生をした場合2週間前の4分の1まで減少してしまう。そうなった場合、戦争の継続はさらに難しくなってしまう。

「【治癒】-[完全回復(フルヒール)]」

「助かったよ」

「ありがとな。団長さんも」

「あ、あぁ。国を守ってもらったんだ、これくらいは当然のことだ」

「何言ってんだよ。あんたが護ったんだよ」

「そうか、そうだな!」

魔人達からの侵攻はレピットと勇者の活躍により、一旦は食い止められた。だが、これから徐々に戦争が激化していくだろう。戦いはまだ始まったばかりだ。

一方、コルンの治癒により肉体は完全に回復した実だが未だ目を覚さない。

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