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普通すぎる俺の異世界転生  作者: 夜ノ彗
覚醒と戦いと勝敗と
55/76

ヒーローキラー

試合を止めた謎の男。彼は客席から降りると国王に近づいていった。

「お前って奴は!何回言ったら分かるんだ。この馬鹿野郎!」

「あ、あぁすまんすまん」

国王相手にそんな話し方を出来るとは何者だろうか。

「そこのお前もだ!なんだあれは!止めてなかったらガルンが死んでたんだぞ!」

「あはは、ごめんごめん」

あ、デュアルまで怒られてる。

「どなたですかね」

「俺は【箱の勇者】のルーフェルだ」

どうやら勇者だったみたいだ。おそらく闘技場やみんなを止めるときに張った膜は彼の仕業だろう。

「見たところ君は聖剣を持っているようだな」

「えぇ、まぁはい」

「聖剣は12本のはずだが、君は何故13本目を所持しているのかが不思議だな。まぁ人手不足だしいいや。君を勇者会議に招待する」

「......え?」

急に現れた勇者に勇者会議になるものに招待されてしまった。そして、実が存在しないはずの13本目を所持していることも判明した。断る理由もないので承諾したが行って大丈夫だろうか。

戦った相手と挨拶し国をさる頃には尊大な態度だった国王はただの笑顔なおじさんになっていた。

「じゃあ飛ぶぞ」

「え?......うわぁぁぁ!」

突如地面が開き実達は地下へ落ちていった。

落下の衝撃で死ぬ事も怪我する事もなかったので良かったが本当に怖かった。

地下へ落ちたはずだが太陽があり、海もあった。現在絶海の孤島にいるようだ。

「やっと来たか。ん?その横にいるのは誰だ?」

「聖剣の持ち主だ。俺が誘った」

「勝手な事してんじゃねぇよ」

柄の悪い勇者もいるんだな。

「おかしいな。何故7人しか集まってないんだ?」

勇者会議の開催日時は決まっていて5分前になるとどこにいようが確実に召喚されるはずなのだが半分しか来ていないようだった。

ヘブリニッジ迷宮で出会った勇者もいないようだ。

もう少しだけ待ってみよう。との事で少しだけ説明を受けた。

勇者にはそれぞれ与えられた権能があり契約によってそれを手に入れることができるという。今この場にいる勇者の権能は箱、治癒、座標、切断、聖裁、先読み、封印だそうだ。

ちなみに最初の迷宮で出会った勇者は中々姿を見せず、まだ契約していないそうだ。

「まだ来ないのか?もう何かあったとしか考えられない」

開始時刻になっても勇者が現れる気配は無い。

「俺が読むよ......あ、まずi」

突然背後に現れた何者かに先読みの勇者の首が刎ねられた。この出来事に実は動揺していた。しかし、さすがは勇者達。咄嗟に自身の権能を発動し敵を拘束する。

「何者だ!ここにどうやって入った!」

「俺は【勇者殺しの勇者】タケルだ!」

「13本目に続き14本目か。どうなってんだ?」

日本人?転生者か?だが、彼の勇者の権能は勇者殺しだ。状況が悪すぎる。同郷かもしれないが戦うしか無い。

「【切断】」「【座標】」「【箱】」「【聖裁】」

勇者4人の連携攻撃は凄まじかった。相手の身体から四肢を分断し位置を固定、そして胴体の頭だけになった彼をキューブで包んだ。

「貴様に聖なる裁きを下す。《運命の天秤》」

天秤がどちらに傾くかで効果が変わるスキル。だがしかし、勇者の目の前に現れた天秤は全く傾かなかった。

「な、に?」

「へへへ。俺には何も効かないぜ」

男がそういうと離れていたはずの手足がくっつき、四角い膜を破って出てきた。

「何故、効かない!」

「これから死ぬお前らに教えてやろう。俺の権能は勇者に対する絶対的優位(フルアドバンテージ)だ。だからお前らが俺を殺すことはできない」

聖裁の勇者がチラッとこちらを見て目で訴えかけてきた。俺ならやれる。なぜなら俺は勇者じゃないから。

「《神界書庫》-[行動解析]」

1秒にも満たない時間で解析が完了し、即座に自動戦闘形態に移行し攻撃を繰り出した。

「効かないって言って.....あれ?」

呆気なく勇者殺しを半殺しにできた。どうやら彼は対勇者で無ければ弱いようで、助かった。

「何が目的?」

「あぁ、クソッ!女神からの依頼が達成できないじゃないか。どうしてくれるんだよ!」

「あ?今女神と言ったか?」

「あぁそうだよ!死んだと思ったら目の前に女神がいて生き返らせてやるから勇者殺してこいっていわれたんだよ!」

「何故だ、我々は見捨てられたのか?」

「しらねぇよ。もう殺せばいいだろ」

治癒の勇者がくびを刎ねられた先読みの勇者を生き返らせた。治癒の勇者、強すぎないか?蘇生まで使えるなんて。

「なぁあんた。俺のスキル奪ったろ?」

先読みの勇者がスキルを奪われたと主張すると、タケルはまた説明を始めた。

曰く、殺した勇者の能力を全て奪えるらしい。この力を使って勇者を4人(・・)殺してきたそうだ。

再契約すれば権能を授かることができるのだが、違う力になるかもしれないという。

話し合いの結果、彼を封印することになった。

「勇者の力が効かないのにどうやる?」

「俺に考えがあります.......」

封印の勇者にスキルを見せてもらい、神界書庫で解析。自分の持つ様々なスキルを組み合わせスキル《封印》を獲得した。勇者の権能の劣化版で完全な封印はできないが、脳と魔力海を封印することで抑え込むことに成功した。念のため物理的にも封印しておいた。

「改めて勇者にならないか?」

「それは良いんですけど、契約して大丈夫ですかね」

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