純白の騎士
「おい実!早く手伝ってくれ!」
「あ、ごめん」
エネルギーの障壁で仲間を守ってから今度は壁を切り刻まないように釘サイズまで縮小した合体技を全方位に放った。
敵は消滅したが、空間の穴はまだ開いている。ミニマップ注視すると玉座の裏に反応があった。
「あいつかな?」
「どうした?早くしないと次が来るぞ」
マップを見ながら狙いを定め先程の釘の速度を絞り曲射する。
「生体反応の消失を確認」
「実、どうした?」
「ん?何が?」
一瞬だが実の目が輝き人間味のない声音に変わった。だが、そのことに本人は気づいていないらしい。
〜成長が確認されました
スキル《弓術Ⅰ》を獲得しました 〜
敵を全滅させたのだが何故か次の階への道がない。
〜警告:強力なモンスターが召喚される可能性大〜
「っ来るぞ!」
玉座を中心に部屋全体の模様が光り出し、巨大な魔法陣が作り出された。
瞬く間に目の前に純白の騎士が出現した。
『ア、主人の、ヘ、部屋を、ア荒らしたのは、オ、前か?』
その言葉を聞いただけで足がすくむ。
今までに戦ってきた敵とは比べ物にならないオーラを纏っている。
「主人?お前がここの主人じゃないのか?」
『お前ら、か、私、は、ここを、守る、それ、だけだ』
刹那、純白の騎士が消えた。
「がはっ」
「実!」
メンバーの中で恐らく最強の実が何もできずにダウンした。
「デュアル!いけるか?」
「見えるには見えるんだけどね〜。避けれればいいとこかな」
「おい!背後から攻撃なんて卑怯な真似やめろよ!」
『ナ、なにを、言って、いる?』
〜スキルを獲得、発動します
《王の覇気》王の覇気を放つ
主人が違ったとしても、
その忠誠に比例し、発言
力などが上がる 〜
『戦い、に......』
「いまだ!《異常》!」
今回はノーミスで成功し、ステータスを大幅に変更した。
〜純白の騎士長
攻撃 10000 防御 10000
魔力 1000 俊敏性 20000000 他
変更後
攻撃 9999999 防御 23
魔力 5168 俊敏性 0.01 他 〜
「動きは止めれるけど攻撃食らったら即死するから気をつけて!」
「当たらなきゃいいんでしょ?みんな、やるよ!」
「ああ」
「「「「「《竜変化》!」」」」」
「せーの!」
実が打つ釘には劣るが、5属性同時の攻撃、相当強いはずだ。そもそも防御力が傭兵程度しかないわけだからそんな攻撃力は必要ないのだが。
「たおした、のか?」
「おい、それは言うな」
煙が一瞬で払われた。




