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綺石のクラウン  作者: もももか
第七章 『キャッツアイ』
69/145

IX

「何でよりによって貴様なんかと探さねばならんのだ」

「その言葉、そっくりお返しするよ」

公平にくじ引きで決めましょうと提案したルーベライトに従った結果がこれだった。

ルーベライトよりかはまだ城の敷地に詳しい分、彼と組むのは妥当なのはわかるのだが、腑に落ちないのはお互い様の様だった。

「やっぱり茂みとかに隠れてるよね。ネコくーん、いる〜?」

しゃがみ込み、茂みの下を確認していくクオンタム。

けれど、探せど探せど手掛かりは掴めなかった。

「ほら、プンプン王子も探しなよ!やる気あるの!?」

「私に地べたに這えと言うのか?」

「しょうがないでしょ?さっきの事バラされたくなかったら協力しなよ!」

先程笑顔でネコに近寄ろうとしていた事を指摘され、アイオライトは渋々地に膝を付け茂みの中を伺う。

「いないぞ」

「そんな直ぐに見つかるわけないでしょ?いいから黙って探しなよ!」

舌打ちしながらも言われた通りに茂みの中を探すアイオライト。

すると土の上に小さな足跡が見えた。

目で追うと、ある方向に歩いて行ったのがわかり、その足跡を辿る。

「フン。所詮は畜生の頭、詰めが甘いのだよ」

そう言いながら茂みを掻き分けた時だった。

目の前に探していた白猫がいた。

「にゃー!」

白猫の鋭い爪がアイオライトの顔に走る。

「ぐあぁぁぁ!!!?」

「あ!いた!」

クオンタムの声に驚き、白猫はピースを咥えたまま走り去ってしまった。

「何してんのさ!?逃げられちゃうでしょ!?」

掻かれた顔を抑え蹲っているアイオライトに言うと、彼は怒りに体を震わせていた。

「おのれ……一度ならず二度までも……!!ラズライト次期国王の私に傷を付けた罪……唯で逃げれると思うなよ……!!」

完全に怒りの火が付いたアイオライトは直様白猫の後を追う。

大人気ないな〜と呆れながらクオンタムはその後に続くのだった。

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