表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
綺石のクラウン  作者: もももか
第七章 『キャッツアイ』
61/145

I

暖かい朝の優しい光。

その光が眩しくてゆっくりと瞼を持ち上げる。

見慣れた自室。

いつもと変わらない風景だった。

時計を見ると針は起きるにはほんの少し早い時刻を差していた。

時間が許す限りもう少しだけでも、と再度瞼を閉じたが、ふと感じた違和感にアレキサンドライトはその深緑の瞳を見開いた。

何時もは閉じられているバルコニーの扉が開いて、白いカーテンが風に揺れていた。

枕元にある、自分とは違うぽかぽかと暖かい熱。

柔らかな毛並みが手に触れた。

ゴロゴロと聞き慣れない音に頭を動かす。

生暖かい湿った何かに頬を舐められた。

ザラついた感覚に思わず驚いてその方を見る。

白い毛並みの猫がこちらをじっと見つめていた。

縦長の瞳孔と目が合う。

「にゃー」

アレキサンドライトの悲鳴が城中に響き渡った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ