4/4
おっさんと昼飯
毎日忙しい会社でもやはり楽しみというのは「お昼ご飯」ではないだろうか?
朝早くに飛び起き、朝ごはんを食べる間もなく自宅を飛び出し電車に揺られ腹を空かせたまま仕事をする.....
となると午前10時を回る頃にはお腹が鳴き始めお昼が待ち遠しくなる
お昼を何にしようかあれこれ考えるうちにいよいよお昼である
本日は天気も良い、仕事も大分目処もついた
久しぶりに公園のベンチで食べる事にした
朝忙しい身であるため、弁当など作る暇もなくいつもコンビニ弁当である
コンビニに寄り「幕の内弁当」を買いベンチに座る
快晴で気持ち良い、ふたを開け食べ始める
ニャー
ニャー
公園で良く見かける野良猫が餌をねだりにくる
猫よ運がいい
まさしく君が欲しがっているものは私の弁当にまだ残っている
私はまだ手をつけていない魚に箸をのばす
........「小さいおっさん」が私の魚にかじりついている
心なしかおかずが減っている......
私は箸で魚を掴み野良猫にほうり投げた
ニャー
ありがとうと言わんばかりに猫はひと鳴きし魚を「小さいおっさん」ごとくわえて去っていった
今日は定時で帰れそうだ