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第二夜


シアはイオの腕の中で眠っていた。其れをイオは愛しそうに抱きしめていた。


シアが記憶を失うのはこれで七回目だった。その度にイオはシアの問いに答え続けていた。


哀しいとそう叫ぶ心には見ないふりをして。シアに自分を刻み付ける。忘れるのなら何度でも繰り返していく。


世界から与えられた加護は呪いなのだとそうイオは言いたかった。


世界は滅びを選択していて可能性のある命を世界はその存在を赦さなかった。


その命を潰すべく世界は祝福をその命たちに授けた。


加護というなの呪いを。世界が何故滅びを選択したのか其れは誰も知らなかった。


だけれどこの加護がなければシアと出会えなかった。


そう思うとイオは忌々しい世界にすら感謝できる。


其れほどにシアはイオにとって大切な存在だったから。


たとえ世界が滅ぶとも君と共にいたい。死に堕つるまで共に。


その祈りだけはどうか潰さないで。世界が其れすら阻むなら


私はきっと世界すら滅ぼすのだから。


何を犠牲にしても君と共にそう切に祈る。


イオは眠るシアに微笑みかけた。愛しいとそう囁くことはせずに。


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