無口な少女宿屋の女将に会う
とりあえず2話目を投稿
「誰だいあんたは?」
急に声が聞こえて肩が一瞬震えたがすぐ隠れるように走り去ろうとしたが考えが達する前に女の人に捕まった。
「こんな所でなにやってんだい?盗みにきたってわけじゃないだろうし、親御さんはどこにいるか分かるかい?」私はその問いに首を振って必死にある場所から逃げてきたと身振り手振りで説明する。
「……あんまりわかんないけどあんた喋れないのかい?」
分かってもらえなかったが喋れないというのは分かってもらえたらしい、私は首を縦に振った。
「うーん喋れないんじゃ親御さんの名前もわからないね……そうだあんた字をかけるかい?」
字は一応物好きな魔法機関の人が教えてくれたからわかるので、首を縦に振る。
「そうか、ならここにずっといるより宿の中のほうが暖かいしなにより子供を一人でこんな場所においてけるほど私は薄情じゃないからね」
こつちおいでと手招きする。
私はその厚意に甘えついていった。
~宿屋クラリッツ~
「あ、お母さん裏に行ってたけど何かあったの?」
私を宿に入れてくれた女の人をお母さんと呼んだ人は私と歳は1こ2こ上ぐらいの女の子。
「ああ、ちょっとね裏にミレイより2こぐらい下の子がいてね、事情を聞くにして喋れないみたいでね」
と私の事を説明した後ミレイという名前の女の子は私を見つけまじまじと見始めた。
少しして紙とペンを持ってきた女将さんに自分の事を書いてくれと言われ書いてみた。女将さんだと分かったのはミレイという女の子がここの事を細かく説明してくれたからである。
「えっとまず名字がないし所在はわからないしラジャイグルド魔法機関から逃げてきたってあんた」
にわかには信じられないといった表情をしているが、ミレイという女の子が「でも嘘付くようには見えないよ?それにもしかしたらえっと大きな声で言えないし間違えてたらごめんね?もしかしてあなたはカースドール?」
ミレイ!っと女将さんが少し怒ったが私は否定せずに頷いた。
「っ、あんたはなんの…カースドールかわかるかい?」
女将さんは少し苦しそうな顔で聞いた、まぁ当然だカースドールは呪いや災いをもってくるから忌み嫌われる存在。と自己完結しなから聞かれた事を書く。
「喋れば自分に不幸がくる呪い、か……」
少し女将さんは考えて
「決めたあんたは今行く場所ないんだろう?しばらくここにいていいからね」
そういわれ私は驚いた、なんせ正体を知ってなお、いていいと言うのだから。
「どうしたの?部屋に案内するからついてきて」
と言われミレイについていく。
一面相の懺悔
今日書いたから特にないという。
誤字脱字、ご感想あればお待ちしてます。