幸せのかたち
大学寮にミカを連れてくる
ミカはミカでぬいぐるみのふりをしてくれている
コイツ猫じゃない気がするのは俺だけか?
一階のかど部屋だから自由に窓から出入りしている
さみしい時は抱いて寝る
飯の話しかねーだろ
ミカがガツガツとキャットフードを
むさぼっていた
俺も猫まんまをガツガツ食っていた
猫ってうまいのかな?
中国では食えるらしい
パソコンでレポートを書いているが
いつの間にかミカが俺の腕の中にいる
守ってくれてんのか?守護してくれてんのか?
幸せって温かい
寮では猫を買ってはいけないので
寮長が点検しに来る日はいつも擬態させている
コイツなしでばもう生きれない身体だ
寮の建物は蔦でおおわれている
家賃が安い、飯が旨い、暗い、
休みの日は秋葉原に行く事が多い
知らんパーツを買い漁り、
フィギュアのスカートを覗いたり楽しい
抱きしめてるぬくもりあればいい
ミカはもうだいぶおばあちゃんだ
役目を終えた私は神に拝謁できた
許されたのだ、守りきる事ができて
本当によかった
またあなたに仕えられますねと話すと
恥ずかしそうに髭を撫でた
兄は兄でも元は天使だ
なぜあのような反逆心を持っていたのか
わからない
きっと自分が一番でなければ気に食わないだろう
彼はどうしているのだろうか?ルシファーでない
幸せになっていますか?
何も出来なくてごめんね
悲しませてごめんね。
いつまでも、愛しています。
どうか道を踏み外さぬ様に
生きてください。
優しいあなたが好きでした。
また会いましょう。




