♊️マッチ百合の少女
❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️
よーし。今日こそマッチを売るぞ
少女「マッチはいりませんか
マッチはいりませんか」
町人「……」
町人「……」
町人「……」
少女「マッチはいりませんか
マッチはいりませんか」
町人「……」
町人「……」
町人「……」
あー。私何やってるんだろう。
腹減ったし
手足の先が凍傷だし
このまま死ぬのかな。
私の人生なんだったんだろう。
少女「……」
そうだ。マッチを擦ろう
シュッ
♊️♊️♊️♊️♊️♊️♊️♊️
メイド「はあはあ、んう、お嬢様❤︎」
お嬢様「ちょっ、何やってんの!」
メイド「お嬢様、お嬢様、くんかくんか
すーはーすーはー❤︎」
お嬢様「バカ、やめなさ、ひゃあ❤︎」
❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️
少女「百合だ!」
そうか。百合だったのか。
私は今まで勘違いをしていた。
マッチなんて売れるわけねぇ。
百合を書く。
百合を書いてやる。
少女「うおおおおおおおおお!!!!!」
死んでもいい
今、この瞬間を
百合百合するッ!
❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️
◯1年後
少女「うるせえ、いいから百合だ!
お嬢様とメイド、百合コメディ
王宮の細えこたぁいいんだ
女の子が百合百合しまくる
百合コメディ」
町人「うおおおおお」
町人「買った」
町人「俺も」
町人「3冊くれ。自分用と布教用と
無くした時の保険」
少女「まいどありー」
っしゃー!
マッチはクソ
百合は神
はっきり分かるんだね。
お嬢様「私も」
メイド「私も」
少女「んん……?」
なんか来た
私が書いたメイドとお嬢様
そっくりさん
まさか……
お嬢様「……」パラパラ
メイド「……」パラパラ
少女「……」ドキドキ
お嬢様「決めたわ。あなたウチで働きなさい」
少女「はい?」
メイド「あなたからは百合への執念を
感じます。思う存分
百合を布教なさい。それが
お嬢様のためなのです」
少女「ハイヨロコンデー!
うおおおおおおおお!
リアル百合を見ながら
百合百合書ける
最強だー。
ワハハハハハー
……なおこの後
お嬢様とメイドに挟まれて
私は尊死した。
めでたし めでたし