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Edelweiss  作者: 今春を待つ
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第1話エピローグ

人類歴15XX年。

人類は急速に科学技術を発展させた。それによって生み出された液体。魔法瓶。

この魔法瓶を飲むと体内に魔力というものが生まれる。その魔力を使って魔法を使うことができる。


「魔法は願いの力だ。魔力は借り物だ。力に過信するな。やがて大切なものを見失うから。」昔ある人が書いた本に書いてあった。


結局その人は正しかった。その時誰が思っただろう。


こんな事になるだなんて。


あぁ、人類よ。これが過ちの結果だ。


二度と間違えるなよ。







人類歴22XX年。

人類が魔法という力を持って数百年が過ぎた。今では魔法を使えばなんでも手に入る時代になった。

水が飲みたければ水を願うだけで大量の水が手に入り。

病気を治したければ、治れと念じるだけで治ってしまう。


それによって科学技術は必要なくなった。化学は衰退していった。


誰もが幸せに暮らせる。そう思っていた。



人類歴2300年。

人類は、寿命という概念をなくした。

人々は喜んだ。もう誰かが寿命で死ぬという悲しい別れかたはなくなったからだ。

これにより死という概念に半分は無くなったと言っていい。


人類歴25XX年。

とある問題が表面化してきた。人類の増加によって土地や食べ物が足りないことだ。

いくら寿命を克服してもいくら病気を克服しても人間に必要なものは欠かせない。


魔法で植物を育てたとする。けれども人類は堕落した。全てを他人任せにする人が増えたのだ。


それにより戦争が勃発する。不死身対不死身争いは終わらなかった。


その時人類は知らなかった。不死身であるが故の問題に。


人類歴3XXX年

人間は死という概念を完全に乗り越えた。


乗り越えてしまったのだ。絶対に超えてはいけない境界を。




死が無くなったため、もう争う必要は無くなった。

けれども死ねなくなったのだ。永遠に生き続けなければいけなくなったのだ。


不死者になったことに人は大量な時間を持つようになった。




人類歴4000年。

人類は飽き飽きしたのだ。もう死にたいと。けれど死ねない。

どんなに嘆いても、どんなに刃物で心臓をさしても、死ねないのだ。


そして人類はある希望を見出した。


もう一度科学技術を発展させればいいのだと。

けれど堕落した人類、調べる努力をしようとしない人が多数だ。



そしてまた争いが始まった。







その争いから遠く離れたところに魔法ということに反対した人たちの国があった。

その人達は魔法役に反対して国を去った人たちが集まってできた国だ。

そこでは魔法がなく、科学技術が発展しておりとても便利なところだった。


この物語はその国に住むとある1人の少年の物語である





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