プロローグ
大丈夫だ――
僕ならできる!
こんな、僕でも守れる。
この先、どんな辛いことがあっても。
どんな、未来だって受け入れてやる!
「――くん! こっちは任せて! オレのこと信じて!」
「うん!」
信頼できる仲間がいる。
「――大丈夫か?こっちは俺に任せろ」
「あきらめたら、ダメなのだよ!」
「いまは、こっちが優勢なのだ! 落ち着いてほしい!」
頼れる先輩たちもいる。
「頑張れ! ――!」
「負けるな!」
応援してくれる人たちもいる!
僕は自分の最大の魔力を込めて――
*
この物語は、魔法が上手く扱えないない少年が、魔法科がある学園に入学して
成長していく物語である。
楽しいこともあれば、悲しいこともある。
少年は色々な人物と出会い、改めて友達……仲間のありがたさに気づく。
この世界はきっと、なんだってできるきっと、奇跡だって起こせる。
自分の未来を自分でつかみとれ!
この世界は理不尽だらけできっと、折れそうになることもあるだろう。
でも、大丈夫。彼ならきっと大丈夫。
僕でも予測不可能なことが起きることを楽しみにしていよう。
例えどんな、最悪が待っていようとも……。
それじゃあ、準備はいいかい?
え?その前にお前は誰だって?
……それは秘密。きっと、この物語の中で出会えるだろう。
そのときに名前は教えてあげる。
じゃあ、改めて準備はいいかい?
さぁ、最高で面白くて、悲しい最悪な物語を始めよう!