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Entrance  作者: 蒼山詩乃
3/9

繭の中

うしなったことばは

いとをからめてゆめをみせる

それはもののけかげんじつか

まだぼくはしらない


嘘でもきこえたことばは

ぼくのものとなってゆく

きみもおなじじゃないのかい

すこしひびがはいってゆく


ぐちゃぐちゃの中身

首をしめあげられてゆく

このこころももろいもので

すぐないてしまうから


嫌い


全て忘れてしまおうよ

言葉も感情もすべて

醜く見えてしまえたらお終いさ

ここはまだ繭の中


かためられてはぐちゃぐちゃのまま

僕はどこへいってしまうのだろう

痛みも感覚もおぼれてゆく

まだなにもそんざいしない


必要なものも捨ててしまえたら

ここにはいられないけれど

それでも君はここで

まっててくれるの


僕が歪な形でも


まだ忘れられないの

言葉も感情もすべて

美しく見え始めたらそれが始まりさ

まだここは繭の中


白い糸で包まれた僕を

君はずっと見てくれるのかな

まだ見たことも聞いたこともないけど

それが答えなんだ


冷たい牢獄のように浮かぶ蜜は

何も語りかけてくれないけれど

僕が生まれたら見つけてくれるかい

僕は繭の外へ


それがたとえ不完全でも

羽を広げ飛び立つ

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