馬車屋
一部編集しました。2/16 3:45頃
詳細は後書きにて。
城を出たが、ここは城の一部の人のみが使う道なので、静かだった。
ギルに渡された地図を確認して、進路を確認する。
進路を少し早足で進んでいると、段々と人の声が聞こえてきた。
人の声のする方へと進んでいくと、大通りに出た。
「ヨーロッパみたいだ……。」
俺の目に入ったのは以前写真でみたヨーロッパのような街並みだった。しかし、現代のヨーロッパというよりかは、中世のヨーロッパのようだった。
俺が見慣れない街並みに見入っていると、黒川が言った。
「早く行くわよ。」
「あぁ、ごめん。」
そうして地図に記された馬車屋へと向かった。
地図を頼りに、少し迷ったが無事馬車屋に着くことができた。
カウンターにいる女性のスタッフに案内を受ける。
「すみません、フィルド自治領へ行きたいのですが。」
「はい、フィルド行きですね。本日ですと、10分後に出発するのと、30分後に出発するものがあります。10分後の便は荷を積んだ馬車となりますがよろしかったでしょうか。」
「はい、大丈夫です。」
「それと、お客様、食糧の準備はされてますか?一食につきお一人で50ゼニになりますが。」
「いえまだできていないです。」
「それでしたらこちらで用意致しましょうか?」
「はい、2人分お願いします。」
用意される食事がどのようなものか分からないので出来れば自分で用意したかったが、今は急ぐので頼むことにした。
「それでは料金は、馬車代の5000ゼニと、5日分の食糧1500ゼニですので、合わせて6500ゼニになります。」
6500ゼニというと、銀貨6枚と大銅貨5枚か。
「はい、ちょうどですね。それではお時間まであちらの席でお待ち下さい。」
そうして、受付を無事に終えた。
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こちらの世界の貨幣は、主に以下の5種類ある。
銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨
それぞれ、
銅貨 1ゼニ
大銅貨 10ゼニ
銀貨 100ゼニ
大銀貨 1000ゼニ
金貨 10000ゼニ のようになる。
そして、ここでのゼニの価値は円のおよそ10倍。(この国物価が日本の1/10程度)
そのため、先ほどの6500ゼニは、65,000円くらい。
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そうして、席につき時間を待つ。
「出発の時間でーす。」
先ほどの女性スタッフが大きな声で案内をした。
「よし、行こう。」
そうして俺たち2人は馬車へ向かった。
変更点
フィルド自治領へかかる日数。3日間→5日間
それに伴う料金