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フィルド自治領へ 5日目

今日も朝のトレーニングをした。


昨日のジルの戦いぶりを見て、俺たち2人はジルの過去を知りたかったが、あまり本人が話したくなさそうなので、聞かないようにした。


昨日の移動で、元の正規ルートに戻れたが、回り道をした分遅れているので、今日は早めに出発した。 


元々は今日の5日目の昼前に着く予定だったようだが、迂回したため到着は夜か明日の朝になるらしい。


外から来た者が街に入るには門を通る必要があり、それには簡単な審査がある。そのため深夜に行っても、深夜にはその審査が行われておらず、入門することができない。


幸い今日は魔物に襲われる事なく、進む事が出来た。



遠くに灯りが見えてきた。


俺はぼんやりとその灯りを見ていると、かすかにビビッとした反応がきた。


危険察知だ!何度も危険察知の反応を感じてきてなんとかなく分かってきた。


その反応は段々と強くなってきた。


今馬車を止める事と降りる事も出来ない。俺がどうしようか考えていると、ジルが小さな声で言った。


「シドさん、レンさん、これを飲んで下さい。急に怪しいと思いますが、緊急ですのでどうかお願いします。」


俺たちは状況が読み込めず不安だった。しかし俺はジワジワと強まる危険察知の反応と関係があるのではと考えた。またジルから渡された物に危険察知が反応しなかったので、思い切って飲む事にした。


グビッ


強烈な苦味があったので一気に飲み込んだ。


黒川さんも俺が飲んだのを見て、飲み込んだ。


身体が数秒間淡く光った。


その後はなんともなかった。


しかし黒川さんの様子を見ると、黒かった髪が薄い金髪になっていた。


俺はその様子を見て驚いた。


「レンさん、髪の色が変わってます。」


「シドさんも変わってますよ。」


さっき飲んだものの影響だろう。


「お二人の髪はこれから約1時間色が変わります。1時間後には元に戻るので安心して下さい。」


それから10分ほど進むと、兵士らしき人が馬車を止めた。


「止まれっ!我々は今検問を行なっている。協力願おう。」


兵士が威圧的に言った。


御者は事情を聞いた。


どうやら兵士は指名手配犯を捜しているらしい。そのため、この道を通る人々の中にその人がいないかを確認しているらしい。


兵士達は冒険者や御者含めた俺たち全員をジロジロと見て、満足したのかまた元の立ち位置に戻っていった。


冒険者は文句を言いたげだったが、依頼主の御者が流した手前、文句を言わなかった。


そうして、閉門のギリギリに到着した。


入門の審査は、案外あっさりと通れた。


身分証などが無いので通れない可能性も考慮していたが、身分証を持たない人は意外に多いらしい。


また、この街で生活をするのなら早めに身分証を作るようにと門番に伝えられた。



そうして無事にフィルド自治領へ到着した。



到着してからは、到着が遅れたことで宿を取るのが困難だろうということで、馬車屋が部屋を貸してくれる事になった。


今日は夜も遅いので、早めに寝る事にした。


俺、黒川、そしてジルはそれぞれの部屋に行った。


俺は久しぶりのベットに寝転がると、気が付かぬうちに寝てしまった。

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