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【プロット】ミコナとかぷせるあにまるず  作者: せんのあすむ
ミコナとかぷせるあにまるず
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またね

だから、ウルが、ティーさんが、ガーが、オウが、フカが、ミコナの前に現れた時にも、ちゃんとママだと分かったんです。みんな、見たことのあるママの姿でしたから。


だけどそれは悲しい話でもありますよね。ママのそんな姿を見てきたから分かるなんて……


でも、悲しんでるだけじゃ何にも解決しないのも確かですよね。それに、起こってしまったことはなかったことにはなりません。ミコナもハカセも、それが分かっています。


分かっているから、例え五つに分かれてしまっていても、ママが帰ってきてくれたことをミコナは素直に喜ぶことができたんです。


そして、頑張って頑張って頑張って力尽きたママが長い眠りについた時、五歳になったミコナは、


「ママ、おやすみなさい。またね」


そう言ってルリアを送ることもできました。


亡くなった人の魂が帰ってくる話を、ママからもハカセからも何度も聞いていましたから。



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