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私が他の子を巻き込んで
学校での個人懇談も終えて普段通りの毎日が戻ると、ルイネとエンファもまたミコナの家に遊びに来るようになりました。そこで、ルイネが、
「お母さんが学校で私がバドミントンをやってないか、先生に聞いてくるんだよね。そしたら先生が、『休憩時間や放課後に友達と遊ぶ感じでやってるだけですね』って言ってくれて。お母さんは私が他の子を巻き込んでバドミントンをむきになってやってるんじゃないかってのを心配してたみたい」
と言ってきました。そうです。ルイネの両親は、彼女がバドミントンに熱をあげすぎて他の子に何か無理強いしてたりしないかというのを心配してたみたいですね。その一方で、遊びとしてバドミントンをしている分には口出ししないようになってくれていたんです。
なんでも自分の思い通りにはなりませんけど、ルイネも両親といろいろ話をするようにして、バドミントンを楽しむだけなら許してもらえるようになっていたんですね。




