表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
482/830

そしてついにその時が

そしてついにその時がきました。期日を二日後に控え、


「完成だ……」


ハカセがそう呟きます。そして机の上には、一個のカプセルが。そう。ここに魂が入ることにより、


<かぷせるあにまる>


になるんです。けれど、本当に完成しているのか、成功するのか、それは試してみないと分かりません。それでも一応、ウル達のそれを作った時の不具合は発見されて、解消されています。その不具合の所為で、本当の容量がシステムに反映されず、五分の一程度しか使えなかった。なのでルリアの魂は五つに分割され、いえ、正確には分割されたんじゃなく、五つのかぷせるあにまるを一つの依り代として機能していたんです。


けれどその状態は本来の仕様ではなかったことでルリアの人格は再現されず、記憶だけが共有されている状態だったのです。


一方、新しく完成したものは、ちゃんとその部分が機能する。


……はず。


セイラやエティトから依頼されていた分もすでに出来上がっています。あとは実際に予定通りに機能するかどうか。


そのためには、起動してみるしかない。そしてそれには、ルリアしか心当たりがない。


そこで、ハカセは、ミコナとカリナも研究室に呼び、


「じゃあ、起動するよ……」


言いながらスイッチに指を置くと、


「私も、一緒に……」


ミコナも手を伸ばし、


「カリナも一緒に」


カリナを見てそう言ったのでした。


そんなミコナの真っ直ぐな視線に、戸惑っていたカリナも手を伸ばします。


「3…2…1……」




結果としてかぷせるあにまるは完成していました。そして約束の日。


「お邪魔いたします」


そう言ってリビングに入ってきたセイラの前で、


「初めまして。ルリアと申します」


イルカの形をしたかぷせるあにまるが深々と頭を下げたのでした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ