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魔の二歳児

サンギータのやってることは、ネットで不平不満を好き勝手にぶちまけている人達がやっていることと同じです。それをただ、ティーさんの前でやっているだけ。


ネットでそれをやったら不快に感じる人もたくさんいるかもしれませんが、ティーさんはあくまでそれを分かっていて覚悟の上で彼女の言葉に耳を傾けているだけなんです。お説教するためにこんな事をしているんじゃありません。


だから当然、お説教もしません。言いたいことを言っていいとおびき寄せておいていざ本当に言いたいことを言ったらお説教だなんて、ひどい罠じゃないですか。


だからティーさんはそんなことしません。今はとにかく、サンギータが溜め込んできたものを吐き出してもらうだけなんです。


自分の中に溜め込んできたものを吐き出して感極まってさめざめと泣いて、それが落ち着いたらまた胸にいろいろ込み上げてきて吐き出しては泣いて。と、何度も何度も繰り返すサンギータのことを、ティーさんはただ優しく見守るだけでした。


今はあれこれ言う段階じゃないのが分かっているからでしょう。この段階で彼女が抱えてきたものにレッテルを貼って、


『こうだ! だからこうしろ!!』


と言っても、それを受けいられる状態じゃないことは、分かってるんです。


ミコナが二歳くらいだった頃に、ちょうど今のサンギータと同じような感じだったことがありました。自分の思ってることがとめどなく溢れてきて一方的にハカセやルリアに分かってもらおうとしてた時期があったんです。そしてハカセもルリアも、そんなミコナに徹底的に付き合った。


つまりはそういうことですね。


サンギータは今まさに、<魔の二歳児>状態なんです。



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