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ルリアが作ろうとした家が

家では、カリナも残って夕食の準備をしていました。それを見て、フカは、


「そうか……今日はカリナも一緒か……」


呟きます。カリナも嬉しそうに柔らかい表情になっていて、フカも自分がホッとするのを感じました。


そうです。これがミコナの家なんです。このあたたかさが、この居心地の良さが、この家の特徴。家に帰ればこの穏やかさに包まれることで、癒される。


ルリアが作ろうとした家が、ちゃんとここにあるんです。不器用なハカセが不器用なりにそれを維持してくれていた。


それを今では、ウルとティーさんとガーも新たに加わってさらにあたたかい家に。


一応、オウもですか。


だけどウルは、


「この家は、お前の家でもあるんだぞ。フカ。お前もこの家の一員なんだ。何かやろうと思うことがあるのかもしれないが、疲れたらここで英気を養えばいい。僕らは家族なんだ」


そう言います。フカが何かをやろうとしてることをちゃんと察してて、その上で励ましてくれている。元は同じ人間だったとはいえ、今ではこうして別の存在としてそれぞれ自分で考えて行動している。


何を考えているか詳しいところまでは分からなくても、決していい加減な気持ちで何かをしようとしてるわけじゃないのは分かる。


それくらい、ちゃんとフカのことを見てくれているんです。


「…はっ! 大きなお世話だ……!」


フカはそう言いつつも席に着いて、自分の分の夕食をガツガツを食べ始めました。今日は唐揚げでした。ルリアが作ってた、衣自体に味が付いた唐揚げです。


肉料理はあまり好きじゃないハカセも、この唐揚げなら食べてくれる。


『まったく、現金なヤツだぜ……!』


そんなことを考えながらもすごい勢いで食べていたのでした。



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