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物理書き換え現象

『マナ転換炉が基になってる俺達は、死なんし壊れんからな』


オウがそう言ったように、実はマナ転換炉というのは、一度稼働すると、マナ自体が転換炉を守ってくれて、普通は故障もしませんし機械的な寿命もほぼなくなるという不思議な現象が確認されていました。だから、稼働中はわざと壊そうとしても壊れないんです。壊すには、停止させるしかない。


ハカセがマナ転換炉を依り代にしようと考えたのも、実はそれがあったから。万が一にも壊れたりしてほしくなかったから、マナ転換そのものを依り代にしようとしたんです。


とは言っても、壊れないのはマナ転換炉とそれに直接くっついてるすぐ周りの部分だけで、例えば、自動車とかに積んであるマナ転換炉自体は壊れなくても、他の部分は普通に故障とかします。一方、マナ転換炉の他には簡単なAIと筋肉代わりのマイクロモーターとかを積んでるだけの<かぷせるあにまる>は、稼働している限りは壊そうとしても壊せないでしょう。


マナ転換炉が特殊なフィールドを発生させていて、それがバリアのような効果をもたらしているんだそうです。しかもその中では、物理現象まで書き換えられることがある。


ウル達が、空を飛んだりこんなに複雑な動きをしたり、表情豊かだったりするのは、その物理書き換え現象によって物質の性質が変化してるからだとみられています。


これにより、小型マナ転換炉を搭載したペットロボットはそれまで以上に表情豊かで繊細な動きができるようになったとか。


カリナがいつも買い物に連れていくドンキーも、小型マナ転換炉の試作品を搭載してることで実は元々の性能以上の働きができているんです。



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