表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
281/830

学校任せ

ハカセもルリアも、ミコナのことを学校任せにはしませんでした。自分達が本来教えるべきことを、自分達が本来気を付けるべきことを、学校任せに、他人任せには、しないんです。


だって、学校は、勉強をしに行くところですから。子供を躾けてもらう場所じゃありませんから。今ではそういう認識もかなり浸透しましたけど、それでも、『面倒だから』『忙しいから』と言って、自分の子供と向き合う手間を学校に丸投げする親も少なからずいました。


人としてやっていいことよくないことを自分で教えるんじゃなく学校に教えさせようとして、親からそれを学んでいない子供が学校で問題行動を起こす事例が少なからずありました。


しかもそういう親は、自身の不作為を棚に上げ、子供の問題行動の原因は学校側にあるとして逆に苦情を入れてくる場合もあるんです。


幸い、ミコナのクラスではそこまでのことはありませんでしたけど、ソリティの事例などは、学校とアルマの両親に丸投げしていたとも言えますね。これについてはまだ、アルマの両親が頑張ってくれていましたので、マインの頑張りもあり、危ういバランスではありますけど、かろうじて大きなトラブルにはなっていません。


だけどその分、マインの負担が大きくなっていることは事実です。本来、マインは、担任としてクラスの生徒達全員にまんべんなく気を配らなければいけないのに 、授業中以外では、クラスのことは副担任に任せきりで、ソリティにかかりきりになっているという現実もあります。


これは、マイン個人の熱意に依存しているということでもあるから、本来は決して好ましい状態ではないんです。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ