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そういうことは誰にでも

ハカセがミコナのことを見誤っていたように、ミコナも、ガーが自分に縋り付いてきた意味を見誤っていました。


でも、そういうことは誰にでもありますよね。だって、誰も、自分とは違う存在のことを百パーセント理解できるわけじゃありませんから。


『相手はこう考えてるに違いない』


という予測に基づいて反応してる。対応してる。だけど実際には違ってることも少なくない。だからこそ、それが間違っていた時にはちゃんと認めて改めることが必要なんです。


まあ、誤解したままでも何も問題ない時もあるので、その時には気付かないままでも問題ないんでしょうけど。


ガーが縋り付いてきた理由をミコナが思い違いをしていたように。


これは、ガーの方が、ミコナに縋り付ければそれでいいし、ミコナの方からも頬を寄せてきてくれたことで満足していたから、問題にはならなかった。ガーも気にしなかった。こういうこともあります。


だけど、思い違いが相手にとって見過ごせるものでなかった時には、ちゃんとその事実を受け止めることを、大人が手本として示す必要はあるでしょう。ハカセがそれをできる人だったから、ミコナも間違いを認められる子に育ってるんです。


他でもないハカセやママがそれができる人だったから。


その上で、ミコナは、辛い時には辛いと口にできる。確かに、少し我慢してしまって辛さを溜め込んでしまう時もありますから、そういう部分はハカセやウル達が気を付けないといけない場合もありますけど。


とにかく、ウル達がいずれはいなくなってしまうことについては、ミコナも承知していたのは事実です。



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