私とも勝負してよ!
とかなんとか言っている間に、
「はあっ!」
「なんやて!?」
ガーの強烈なスマッシュが決まり、ガーに軍配が上がりました。するとそれまで夢中になっていたティーさんが、みんなが唖然とした様子で自分達を見ているのに気づいて、
「おっとこりゃすんまへんな。ちょっと夢中になりすぎましたわ」
頭を掻きます。
「……ごめん…!」
ガーも、オロオロしながら謝りました。
だけどそれに対してルイネが、
「ううん! すごかったよ! 見てて興奮した!」
きらきらした目で言ってくれたんです。ミコナとエンファも、
「うん! すごかった!」
「かっこよかった!」
声を上げました。
「なはは、照れまんなあ…」
ティーさんがさらに頭を掻きながら笑みを浮かべます。
一方、ガーは、
「……」
ますます照れくさそうに縮こまってしまって。
だけど、ルイネは言うんです。
「ガー、私とも勝負してよ!」
ラケットを握り締め、ほんのりと頬を上気させて、真剣な表情で。
「……うん…!」
そんなルイネに励まされて、ガーは顔を上げました。そしてラケットを持ち直し。
「ようし! 試合再開だ!」
ウルが合図すると、ガーがバシッとシャトルを打ちます。
「ああっ!」
それが鋭すぎて、ルイネは反応できませんでした。けれど、シャトルを拾って、
「もう一回!」
ガーにシャトルを投げ寄越してラケットを構えたのです。
「……」
今度は、少しだけ、手加減をしました。するとルイネもバシッと打ち返してみせます。
さらにガーもそれを打ち返し、ルイネがさらにそれを打ち返し。
ちゃんとラリーになりました。
ルイネの顔が、とても輝いていたのでした。




