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ルイネとエンファ

「はじめまして」


「こんにちは」


ミコナに紹介されて、ルイネとエンファが笑顔で挨拶します。そこに加えて、


「ルイネの家は八百屋さんで、エンファのお父さんとお母さんはお医者さんなんだ」


改めてミコナが紹介します。


「よろしくね、ルイネ」


「よろしうたのんまっさ、エンファはん」


気持よく挨拶するウルとティーさんにくらべ、オウとフカは屋根の上からとっても偉そうに見下ろしています。


だけど、ミコナもルイネもエンファもぜんぜん気にしてる様子はありません。


ミコナが気にしてないのはもちろんオウとフカがママの魂の一部を持ってるのを知ってるからだけど、ルイネとエンファも平気なのは、ミコナがいるからです。ミコナが気にしてないから二人も落ち着いていられる。


ルイネは去年、遠くの街から引っ越ししてきたところ。新しい場所で不安だった彼女と最初に友達になってくれたのがミコナ。


そしてエンファは、長く病院に入院していたのです。エンファのお父さんとお母さんは、実は、彼女の病気を治したくてお医者さんになり、しかも本当に治してしまったという大変な人達でした。


でも実は彼女の病気が治ったのは、ハカセの発明のおかげもあるのです。


ハカセが発明した医療器具をエンファのお父さんとお母さんが使いこなしたことで難しい手術が成功したという。


さらにさらにそれだけじゃなくて、手術を前に不安になっていた彼女を励ましてくれたのがミコナだったのです。


そう、ルイネとエンファの二人にとってミコナはいわば<恩人>。なのにミコナはその恩を二人に着せようともしなかったのですから、二人はミコナのことが大好き。


そのミコナが平然としてるなら、ルイネとエンファも平気なわけです。



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