ストーカー、あるいは暗殺者?
かなりお久しぶりですね。くっそ短いですが楽しんでいただけると幸いです
俺は暗い森の中の《地形把握》スキルで確認した木々を跳び跳ねながら進む。途中見つける魔物を《拷問》スキルで急所を確認、ナイフで刺して殺せる部位にナイフを突き立てる。
「まるで暗殺者だな」
返り血がかからないように気を付けながらゴブリンの喉に後ろからナイフを刺したとき自嘲気味に笑い、ゴブリンを解体する。
《ヴァルキュリア》をストーキングしていたときに見た解体方法を見よう見まねで再現する。最初は重要な器官を切ってしまい血や排泄物が出てきて酷いことになっていたがなんとか様になってきていた。
「これが『魔石』、あと心臓が売れるんだったか?」
ストーカーするにしてもなんにしても金は必要だ。二夜さんが冒険者業を休んでいる間にギルドで色々と調べた買取り表を思い出す。
「よし、こんなもんか。ステータスはどうなった?」
周囲に何もいないことを確認し、「『ステータス』」と唱える
ユウタ・シンドウ
Lv15
STR 75
AGI 180
VIT 35
DEX 210
LUCK 12
スキル
《気配遮断》LvEX
《地形把握》Lv6 1up!
《変装》Lv2
《拷問》Lv10
《短剣術》Lv5 2up!
《気配察知》Lv4 1up!
《急所突き》Lv2 New!
《言語理解》Lv-
称号
《転生者》《ストーカー》《暗殺者候補》
「本当になってんじゃん」
思わず声に出てしまった。