表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

髪は“長い友達”です!

作者: 三河みかん

何故、書いてしまったのか…


何故、投稿してしまったのか…


多分、心に抱えきれない時、人は何処かで吐き出したくなるものなのだろう。



今回のエッセイは、髪について、あれこれ語ろうと思う。


◇■◇


タイトルは、髪のエッセイについて書こうと思った時に、ふと(よぎ)った言葉。


小学何年生だったか、漢字の『髪』を習った時の担任の言葉“『髪』は長い友達”


髪の文字を覚え易くするために、構成する部首を言いながら、教えくれた。


高○先生、お元気でしょうか?

(高○先生には小学4~6年の、3年間お世話になりました)

1日中、理科の実験をした記憶と共に、今でも、覚えていますよ!?


“ウルム心…窓”


他の漢字にも、こんな覚え方があったはずだが、この2つ以外は、記憶にない。


当時、髪が長い友達には、違和感を覚えたが、今は言い得て妙だと、納得の言葉に思う。


□◆□


若い頃の髪の話題は、主に形。

髪型を中心として、

『どんな色にするか』

『寝癖がつきやすい、とれにくい』

『次はどんなスタイルにするか』

『新しい髪型が似合わない』


…そんな、今にして思えば、切迫感のないどうでもいい様な話題。


しかし、当時は切実に思えたし、真剣だったな。


◇■◇


白髪を初めて見つけた年齢は、人により異なるだろう。


隣の家の1歳年上のアズ君(仮名)は、若白髪だった。

まだ10代半ばで、頭が胡麻塩状態になった。

中学生の頃、黒々としていたが、高校生の頃から、白髪がちらほら。

高校を卒業後、胡麻塩髪を茶髪に染めた。


まだ実感のない私は、段々と白くなり、やがて茶色く染まる彼の髪の変化を、ぼんやり他人事と見ていた。


30代半ば…、私はついにヤツを見つけてしまった。


私がデイケア(老人介護の日帰りサービスの部署)で働いていた時、朝の送迎を終えて、次の担当する午前中の体操やレクリェーションの前に、手洗いをしてふと洗面所の鏡を見た時。


光る1本のヤツ。


洗面所の明かりをつけて、よく見ると


それは、確かに白髪で


ヤツは私に生えていた!


慌て抜き取る、私。


髪をかき分け、付近を捜索。


『あ、ある!』


何本も見つけてしまった。


ずっとないと思っていたヤツが、あった衝撃。


しかも、複数!


精神に計り知れないダメージを受けつつ、ヨロヨロと次の仕事に向かった。


ラジオ体操をして、色々な季節の話題等をするのだが、その日、その時、私は直前に計り知れない精神的ダメージを受けていて、他の話題が出て来なかった。


それで自分からボロってしまった。


『初めて白髪を見つけた。

1本だけだと思ったら、複数あった衝撃』


老人達は、優しかった。


『それは、若白髪だよ』

『私は、○○歳で既にあった』

『若白髪は禿げないよ』


老人達の慰めに、少しずつ平常心を取り戻す、私。


その時、同じ業務を担当する○歳年上の女性職員は、浮上した私の精神を突き落とす。


『30代はね~、若白髪じゃないんだよ!

加齢だよ!? 老化現象だよ!!

白髪はね、1本あったら100本あると思え♪』


黒い悪魔(黒い彗星、G)と同じように、白い悪魔(白髪)を例えるとは…

あの発言、あの表情、あの笑い声…

すべてにイラっと来て、今も忘れられない。


□◆□


頭皮をマジマジと見た事はあるだろうか!?


サービス残業が連日、そんな日常の中。


その日も数多くの職員が、サービス残業をしていた。


勤務時間を1時間過ぎて、漸く直接的なケア業務が終わり、記録やケアプラン作成、明日の準備等…付随業務を深夜までしていた。


その時、疲れておかしかったんだと思う。


カメラ機能を使い、男性職員の頭皮を激写した。


うん、何でそんな流れになったかは、不明だ。


疲れと、空腹と、深夜のノリだと思う。


ちょうどパソコンに向かう、10代、20代、30代の男性職員の頭が見える。


ちょっと比較してみようか…


そんな魔がさした。


10代の子の、健康的な頭皮。

毛穴から、しっかりと複数本の毛髪が生えていた。

君は、まだまだ大丈夫そうだ!


20代の彼、多少は嫌そうにしつつ、写させてくれた。

所々に、細く弱った毛髪もあるが、大多数は健康的。

彼も、大丈夫だろう。


同い年の30代の彼、激しい抵抗に合う。


うん、マジ切れされた。


私も逆なら、激しく抵抗するし、マジ切れするよ。


20代の後輩君の説得で落ち着き、こっそり後輩君に写してもらった彼。


本人が見た後、嫌がりつつも見せてもらった写真。


お、おう…

ごめんね。


一見、元気そうな彼の頭皮、空元気だった。


痩せ細った毛髪が、明らかに多かった。


毛穴に生える本数も、少ないし。


いけない物を見てしまい、いたたまれない。


賢明な私達女性職員は、自分達の頭皮を直視するのは、止めた。


◇■◇


弟が、シャンプーを替えた。


抜け毛予防の○クセスってヤツに。


セットで、朝晩使う育毛トニックも、洗面所に鎮座した。


『○アップって、効くのかな…』


ボソボソ言ってた。


食卓に座る弟の登頂部を、姉は時々、観察している。


今のところ、進行はストップしたようだ。


□◆□


20代後半の頃、友人が『抜け毛が酷い』と、頭皮ケアを熱心に始めた。


『髪のないおばさんに、髪のないおばあちゃんになりたくない』と。


そりゃ熱心に。


『マッサージブラシで血行促進してると、ケンタ(仮名、彼女の弟)が“トントンうるせぇ!”って、部屋に怒鳴り込んで来る。

あいつも、そのうち分かる…』


……私も、段々分かって来たよ。


なろうの片隅で、ひっそり打ち明けよう…

最近、抜け毛が気になるの。


だから、こんな髪エッセイを、つらつらと書いてる。


元々、癖のある細い髪質だけど、コシやハリがなくなって来ているのは、実感がある。


大人って、大変なんだ。


とうとう私も先日、ドラッグストアに行って、ヤツを購入してみた。


女性用育毛ローション。


私も、友達とはずっと一緒にいたいからね。









あぁ、読まれてしまった…orz


が、今の心情。


私の髪“アンチエイジング”は始まったばかり。


先達よ!

良い情報は、感想に宜しく!


若者よ!

『いつまでも、あると思うな“親”と“金”』

って言葉があるが、(健康的な)髪もだぞ!?


いつか、実感して欲しい♪


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 癖&強い(こわい)&黒い&太い&多いのコンボですぐ爆発するため色々大変だった身からすると少しボリュームが減った方が楽……すみません、自慢じゃ無いんです、許してください!
[一言]  自分、身長170で体重が55まで落ちた時に、見事な500円玉のハゲが出来ました。  それも二つ。  うん、シャンプーの時に、指で触ると気持ち良いほどのツルツル感触だった。  その後、順調…
[良い点] やはり髪の話は、反応多いですね・・・ 下まで来るの大変でした w 僕も変なストレスがかかって、血行を悪くしてしまいましたが、前にテレビで、増毛対策の専門家みたいな方が、「薄毛は、何歳で…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ