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朝会
どうして、こんなにも校長先生の話は長いのだろう。
周りを見ると皆ぼうっとして、いやむしろ寝ている人も目立つ。
そんなことはわかっているはずなのに。
どうして、校長先生は話続けられるのだろう。
なーんて、どうでもいいことを考える私も私だ。
つまらなすぎると人は余計なことを考え始める。
「悠芽」
こそこそと恋華が話しかけてくる
「…今日は、どうするの」
恋華が言いたいことがすぐわかるから目をそらす
「さあ。...んー、まだ話してないし。」
「ふうん?まだ仲直りしてないの」
「仲直りって。」
言い返そうとすると、周りが立ち上がっていることに気づいて、
急いで私も立ち上がる。
華恋は、
私のことを分かっている。
それがなんだかくすぐったかった。