3/4
掲示板
仲のいい友達と合流して
学校に向かった。
朝はどうしても苦手だ。
なおさら新学期の、クラス替えを控えてるとなると。
「…あ、」
どきっとする。
「悠芽、皆同じクラスだよ」
恋華の響く声。すっ、と人の多い掲示板の前でも届く。
「本当だ。...信じられない」
去年は、こんなにもこのクラスに憧れたのに。
なんだか、いざなってしまえば実感がなく、
それよりも...。
出席番号順の掲示板。
記されていた文字は私を締め付ける。
私はいつだって君を一番に見つけている。