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ギルド

どうもカミシロです。

それにしても、最近投稿ペース早い割に内容薄いような…気にしても無駄ですね。

では、本編をどうぞ!

俺たちはこの世界の王都「グランフェイリス」というこの世界でただひとつの都市に着いていた。

日本よりは小さいが、北海道ぐらいの敷地はあるんじゃないだろうか?というぐらい大きい都市だ

王都には鍛冶屋や、薬屋、酒場や、錬金術細工屋という、変わった店もあった。

まぁ、今の俺たちにはそんな場所は後回しで、俺はギルドまで案内してくれるルイスを見失わないようについて行った。

王都に入って約五分位の道を進むとそこは王都の中心とも思えるくらいの立派なギルドホームが立っていて、その向こうの少しここより高い位置にある…いや、ギルドホームより高い位置に建っているここからでも大きいと思える程の建物は、このグランフェイリスを統治する国王が住んでいるという。

俺の身長より少し大きいぐらいの木製扉を、ギギギィ…という軋むような音を立てながら、少し重い扉が開いていく。

パリィン!

「な、なんだ!?」

ガシャァン!

「今日はすごく慌ただしいね」

ルイスは呑気に言ってるけど、ギルドホームにいる人達が瓶やらグラスやら投げ合ってるんだが…怪我人出てるだろうなぁ。

「ギルド長!」

「あぁ、ルイス、今日は依頼か?それとも…」

「多分最後の方で合ってるよ」

「本当か!?やっとギルドに入る決心が付いたのか!」

「あぁ、でもやっぱり一人でギルドに入るのは気が引けるからね、もう一人連れてきたんだ」

そういったルイスはずっと危険物を投げてどんちゃん騒ぎを起こしている人達を見ている俺の肩を掴みギルド長とやらの前に連れて来られる。

さっきからギルド長と呼ばれているせいで、名前は分からないが、格好は身長より大きいダボダボの服で、この異世界に合うような奇妙な模様が入っている。

目は黄色の目で、片目は閉じている。

身長は俺より下ぐらいか?

こんなダボダボの服のを着ているからか、服と髪の間から見える顔は凄く色白だ。

日焼けしたことあるのか?

「?見ない顔だな」

「あぁ、異世界から来た」

ここで俺は大きな間違いをした。

「あははは!異世界とはまた変な冗談を言うんだな!」

と思ったが、信じなかったから結果オーライだ。

「ここにいる俺とルイスで、ギルド登録申請をしたい」

「あぁ、いいよ」

なんだ、あっさりだな。

と、思ったのも束の間

ただしとギルド長は付け足すと

「そこで暴れているバカ達を止めれたらな、もちろんなにしてもいい、破壊でもなんでも、それで止めれるんならな」

と言った。

「そ、そんな!止めれるわけがないでしょう!?あの人たちの気性の荒さはギルド長でも知ってるハズです!」

「あぁ、だから試練なんだよ」

ずっと考えてた俺を余所に、二人で何か言い合っている。

ふむ、どうしたものか、とりあえず、止めれる道具と言えば今手持ちにあるナイフとハンドガン、そしてギルドホーム全体。

これを利用できれば…ふと俺は上を見上げる。

上には綺麗な作りのシャンデリアがぶらさがっている、その真下には運良く誰もいない。

「これはチャンスだな…」

「え?」「ん?」

今まで言い合っていた二人が俺の呟きを聞き取り、反応した。

「何か考えがあるのかい?」

「何してもいいんだろ?」

「止めれたらな」

「無茶だよエイキ!」

「まぁ、黙って見てろよ」

俺はまだ躊躇しているルイスを適当にあしらい、ホルスターからハンドガンを取り出す。

「ルイス、もしも巻き込まれたくなかったら隠れてろよ?」

「わ、わわ、何するつもりさ!?」

そう言ってルイスはかなり遠い方に行ってしまった。

「ふーん…銃も使えるのか」

後ろからそんな言葉が聞こえたが今は考えても理解できないため、記憶の隅に置いておく。

「集中…」

そう呟くと、ギルドホーム天井にぶら下げられたシャンデリアをロックオンする。

パァン! ガッシャァン!

シャンデリアの根元にハンドガンの弾が見事に撃ち貫けると、シャンデリアのひとつが落下し、危険物が破砕する音よりも激しい音がギルドホームに響く。

立て続けに、天井に吊られているシャンデリアを落として行く。

パァン!パンパンパンッ!

ガシャァンッ!ガシャンガシャンッ!

今まで起きていた騒ぎはシャンデリアの音で掻き消され、静寂が訪れる。

「ギルド長、これでいいか?」

俺が声をかけるまで、ギルド長はただ目を見開き口をポカーンと開けていたが俺の声によって気が付いたようだ。

「き、聞け!今日から、この二人にはギルドで働いてもらう!前々から勧誘していたルイスと、射撃の技術は中々充分の小僧だ、異論は無いな!」

ギルド長が叫び終えると同時に、ギルドの皆はそれに賛同するのか、ブーイングなのかよくわからない声をあげている。

「ちょっと待て!ギルド長よ」

すると今まで大人しく座って酒を飲んでいた一人の男が立ち上がりざまに声を張り上げた。

「ギルド長、今のは聞き捨てならねぇな」

酒を飲みながらこちらにつかつかと寄ってくる。

こっちの男は、やたらとゴツい体で、俺が腕を掴まれるようなら、一瞬で腕はポッキリするだろう。まるでその体格に合わせたような筋肉のつきかたをしている。

「このガキのどこに実力十分って保証があるんだよ、運が良かっただけかもしれねぇじゃねぇか」

「まぁ、その可能性もあるかもな」

するとギルド長が少し考え込むと

「なら、そこの小僧と、グライアン、どっちが勝つかでいいんじゃないか?」

はぁ!?なんで急に突っかかってきたやつと戦わなけりゃならねぇんだよ

「お主もそれでよかろう?」

「はぁ…」

「では、ギルドホーム内で…小僧、名は何という?」

聞かれたから答えないわけにはいかないが、ここで本名を言うと怪しまれる。

「ルナ・ラグナロクだ」

悪いけど女神様、名前の一部借りるぜ、と心の中で詫びておく。

「ではラグナロクとグライアンに決闘を命ずる!」

グライアンと呼ばれた男の身長は、俺より少し大きいくらいか…ん?

「さて、決闘だ、久しぶりにコイツを人間に振るうぜ」

決闘ってやっぱり武器アリなんだな。

今グライアンが持っているのは背中に吊っていたであろう、鉈だ。

俺は手に持っていたハンドガンをホルスターに戻し、ハンドガンがぶら下がっているホルスターと逆の位置にぶら下がっている小刀を取り出す。

「なんだなんだ?それで公平気取りかぁ?」

「気取りじゃない、これで十分だろ?」

グライアンの人を見下すような口調に対してハッキリと言い返す。

「っ!…舐めやがって!」

グライアンは俺の言葉が気に入らなかったのか、怒りに任せ、鉈を全力で振り回す。

一見鉈の方が有利に見えるが、攻撃の単純さのおかげで今回は俺の方が有利らしい、俺の頭蓋骨を狙って振り回される斬撃を、次の行動まで読み取り、スラスラと躱していく。

「うおおォォォォ!」

グライアンが、全力を込めた横薙ぎを、俺は最大限まで屈み、振り切った隙を逃さず、グライアンの横腹に後ろ回し蹴りを叩き込む。

「ぐぅっ!」

俺の後ろ回し蹴りをまともに受けたグライアンが小さく呻き声を漏らす。

「こんのガキィィィィ!」

「今回はお前のプライドの負けだな、バーカ」

グライアンが鉈を上から叩きつける斬撃を小刀で少し軌道をズラし、ホルスターからハンドガンをとりだし、グライアンの眉間に照準を合わせる。

「はははっ!やれるならやれよ、ガキ」

「じゃあ、お構いなく」

俺は躊躇せずに引き金を引き…

パァン!

ギルドルームにいた全員はグライアンが撃たれると思い、息を飲んだ。

しかし…

しばらく経っても、グライアンからは血の一滴も飛び出なかった。

「…なんだ?」

グライアンもそろそろ何かがおかしいと感じたのか恐る恐る閉じていた目を開く。

グライアンの目の前ではグライアンの眉間に照準を合わせたハンドガンが煙を出しながら目の前に居座っている。

もちろん俺はちゃんと撃った。

だけど問題なのは弾だ。

ただ火薬を詰めただけの銃なんて、迫力だけのオモチャだ。

とうとう負けを認めたグライアンは膝をつく。

「もうちょっと考えを改めてみれば、何かが変わるかもしれないぜ」

グライアンは、俺を少しだけ睨み、チッっと言って吐き捨てた。

「じゃあ、俺はギルド入会でいいよな?」

「認めざるを得ないだろう」

「な、なんかよくわからないけどやったね!」

「あぁ、これで色々できるかもな」

俺たちがギルド入会を喜んでいるのも束の間、ギルド長が突然

「あー、主ら、ひとつ言っておらんかったが、もう一ついうことがある。」

「それは?」

「シャンデリア代、請求させてもらう」

「はぁ!?」

何してもいいと言ったのはそっちだろう!?

「何してもいいとは言ったが…あそこまでやられるとこっちの財金が尽きるというか…察してくれ」

「え…それは…はぁ…」

俺が気分を悪くしていると、不意に

「おい新人、お前中々強いんだな、ギルド最強のグライアンを倒しちまうとは、俺らじゃ到底かないそうにねぇわな!」

アレがギルド最強なのか、なんというか、力任せなだけに感じるけど。

するとグライアンが遠目から

「そいつは運で勝ったんだ、実力なんかじゃない俺が本気を出せば一捻りだ」

「今回は鉈を全力で振り回すだけだもんな、本気になったアンタを楽しみにしてるよ」

「こんの…ガキのくせに調子にのりやがって…!」

「そろそろやめんか二人とも」

ヒートアップしそうになった俺とグライアンをギルド長が止めに入る。

「それじゃあ、どうしようか、エイキ」

「んーそうだなぁ、今日は宿探しだな」

「おいちょっと待てお前さん」

ギルド長がなぜか引きつった顔で尋ねてくる。

「今お前さん、なんと呼ばれた?」

「?エイキだけ…ど」

あー、折角偽名まで作ったのにこれか、やってくれるなルイス。

「お主、今日私の家に泊まっていけルイスはどうする?」

「良ければ、一緒させてください」

今日は永い夜になりそうだ…

新しく、ギルド長とグライアンが増えましたね。

ギルド長はあくまで、少し硬いぐらいの人です。

キャラブレイクしたくないですね。

グライアンはやたらと突っかかってくる、面倒臭い系のキャラですね。

後二人ぐらいほs…なんでもないです。

今回は軽く戦闘シーンがありましたが、短いですねぇ…仕方ないかもしれないですが。

あ、ちなみに、永綺が強そうに見えますが、実はギルドのやつらが弱いだけです。

日本人って身体能力はバランスいいですからね、なぜでしょう?

では、今回の後書きはここまで!

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