5. 入学式
短めなのでもう21時にもう1話投稿します。
「~は~であるからして、~この学園は~で~」
さすが学園長先生、お話が長いです。
シェート様は静かにしているでしょうか?
正しくは、シェート様"の周り"の人ですが...
「新入生代表、アマリリス・フリアン侯爵令嬢!」
「はい」
ふふん!実はわたし、新入生代表に選ばれたのです!
シェート様は見ていらっしゃるでしょうか?
「じっ」
が、ガン見されてますっ!視線がビッシビシ刺さってますっ!心臓がばくばくしてきましたっ!
き、気持ちを落ち着けて、すーはーはーすーっ。
「春の心地よい風を受け、小鳥がさえずる季節となりました。木々の木漏れ日さえも、わたしたちの晴れの日を祝福してくれているようです。さて~」
前世でもこういった文を考えるのは得意だったのです!どうです?どうですか?!シェート様!
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一方その頃、シェパートの脳内は....
か、可愛い。一見おすまし顔をしているように見えるが、あれはどや顔だ。上手くできているだろう。凄いだろう。と言わんばかりのどや顔だ。
少しおすましの唇の端が上がっている。
視線がチラチラとこちらを見ているし、絶対どや顔だ。どやあっとしている。
もう可愛すぎないか?どういうことだ。可愛い。
どやっとしていることに気づき、心の中でアマリリスを可愛い可愛いとベタ褒めしていました。
なお、外面は真顔なようです。