第七話 領主邸です!?
「ルリさん、手紙が届いてるよ」
ある日、特に何もなかったので通常依頼を受けて帰ってきたら、宿の女将さんに呼び止められました。
「本当ですか!?ありがとうございます」
「良いよ良いよ。これも仕事だしね」
部屋に戻って、手紙を開けると、アルクルト・フォン・ルルトという人からの手紙のようです。
長すぎるので中身は省くが、簡単にまとめると、次の休みに領主邸に来てほしい、ということみたいなのです。
…………領主様からの招待状、ですかね?
次の休み、ですかぁ。
この国では週に1日、休みの日があります。必ず休め、というわけでもないですけど、街のほとんどの人が休んでいる日です。
ギルドの酒場で飲んでいる人もいます。朝からですよ、朝から。
それはそうと、領主邸には行きたくないですねぇ。なんてったって面倒くさいのですっ!まあ、やることもないんですけど。
…………次の日ギルマスに聞いたら、絶対行けって言われてしまったので、ただいま領主邸に向かっています。
領主邸の近くまでは飛んでいきますが、手前で降りてから歩いて向かう予定ですよ。領主に空を飛ぶのを見られたら、何があるか分かりませんし。
「すみませーん!」
領主邸の前で声をかけますが、誰も出てくる気配がありません。
──あっ。ドアノッカーがありました。これを使うようですね。
……恥ずかしすぎますね。大声で呼びかけたということもですが、本当はドアノッカーがあったということが特に。
「はーい」
今度は、すぐにメイドさんが出て来てくれました。やっぱり、ドアノッカーが大事みたいです。
「領主邸にいらっしゃるのは初めてですよね?ご予約はしていらっしゃいますか?」
よ、予約ですか!?そんなの、手紙に書いてありませんでしたが……必要なのでしょうか。
「すみません。この手紙が私宛に届いておりました故、本日ここに来たのですが、予約が必要なら出直しますね。申し訳ございません」
「──ッ!?ワイバーンの群れを討伐した、Aランクの冒険者さんでしたか、これは失礼しました。冒険者には見えなかったもので」
「あぁ、予約は必要なかったのですね。あと、自分が冒険者に見えるとは全然思っていないので、その点は大丈夫ですよ」
「本当に申し訳ございません。ご領主様がお待ちです。さっそくお連れしてもよろしいでしょうか」
……ご領主様、待っているのですか!?
お読みいただきありがとうございます!
あと、投稿再開します。週1で木曜日の18時に投稿しますね。
学生なので、テスト週間とかは投稿遅れるかもしれませんが、よろしくお願いします!




