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第一話 ここはどこ、なのです!?

 ここはどこ、なのです!?私は誰、なのです!?

 …………いや、記憶喪失とかじゃないのですよ。私は藤垣瑠璃なのです。正真正銘日本の大学生で、数学の準備をして大学にいたはずなのです。もちろん、人間なのです。


 じゃあなんなんだって思うじゃないですか。今いるのがエルフの里なのですよ。そして周りには、エルフしかいないのです。

 何故、行ったこともない場所がエルフの里って分かるのかすら分からないのですけど、びっくりして耳を触るじゃないですか。

 …………私の耳も尖ってたんですよ。


 でも、問題はそこじゃないのです。いや、問題ではあるのですが、他にも大きな問題がありまして。


「あなた、エルフじゃない、わよね?何故ここにいるの?答えによってはあなた、ここで死ぬわよ」


 起きて耳触った瞬間これですよ。私、ここで死ぬんですか!?何なんですか!?鉛筆くらい尖った私の耳が、人間の耳だとでも言うんですか!?


「私、エルフじゃ、ないのですか?それじゃあ、なんの、種族、なのですか」


 私は人見知りなのですよ。初めて会った、それも私を完全に敵認識している美少女エルフさんには、普通に質問できないのですよ。


「あなた、自分で自分の種族すら分からないの?そのくらい感覚で分かるでしょう。それより、あなたが何故この場所に入れたのかを聞いているの」

「…………感覚で、種族が、分かるのですか?私は、耳が尖っていても、エルフではないの、ですね」

「え?本当に自分の種族を知らないの?ちょっと、幻術を解いてみなさい」

「幻、術、ですか?」

「え?幻術をかけて入ってきたんじゃないの?」

「どうやってかけるの、ですか?」

「え?」

「え?」


 何故かエルフさんが困惑している様子です。私は先程のエルフさんの台詞の意味がわかってスッキリしているのですが。

 幻術っていう手があったから、エルフじゃない、なんて言ったのですね。幻術がなんのことかかすぐに分かったのは、さっきのエルフの里と分かったことと同じく、私の記憶なのでしょうか。


「まず、幻術って何なんですか?」

「…………えっと、幻術は光魔法の一種よ。私も使えるけれど、私より魔力の保有量が多い人なら私の魔法を解けるし、見破れるわ。あなたの魔力の保有量は、私より、そして他のエルフたちより多かったから、解くよう言ったのよ」

「じゃあ、なんで私がエルフじゃない、なんて分かったのですか?」

「だってあなた、私たちと同じ匂いがしないもの。同族なら、すぐに同族だって分かるものよ」

「そう、ですか……」


 私は、エルフじゃない、と。

 誰か私に幻術をかけた人がいるのかと思ったが、エルフさんに聞くと感覚までは誤魔化せないらしい。私が耳を触ったとき、尖っていたから幻術ではないと。


「まぁ、何も分からないなら仕方ないわ。とりあえずこの里で生活してもいいわよ」

「本当、ですか。ありがとうございます」

「遠慮は要らないわ。これからよろしくね」

「はいっ!」

お読みいただきありがとうございます。瑠璃ちゃん、どうなるのでしょうか!?ノリで書いているので私にもわかりません!これからもよろしくお願いします!

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