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書きたかった2-6

「さて、全員聞いたがお前自体に忠誠心持ってるやつは少なかったな」


「うっ……」


「きっかけだけしか聞いてないから、働き始めてお前に忠誠心抱いたってやつもいるかもな。ひまわりとか結構そんな感じしたし」


「忠誠心とかじゃなくて、嫌われてなかったら私は満足です」


「……ローズらしいな。ま、確かに嫌われるのは嫌だもんな」


「ええ。あ、それはそうと今日は泊まっていきますか?時間も時間ですし」


「そうだな、そうさせてもらう。なんかすまんな、いつも」


「いえいえ。私が好きでやってることですし」


 数分談笑した後、白熊木はぐまきが作った料理を食べるために食堂へと向かった。



「え、妾その話初めて知ったんだけど。妾の所来てないんだけど」


 ネモフィラがフォークを口に咥えながら頬を膨らませ、睨んでくる。


「いや、だってお前がここで働いてる理由知ってるし……というか、当事者だったし」


「……それもそうだった!」


 「あぁ、やっぱりこいつはアホだな」、と実感した瞬間だった。




「えー、おっほん。今日はみんな揃ってるので、一緒にお風呂入りましょー!!」


『おー!!』


 紅輪コウリン山茶花さざんか、白熊木は心から楽しんでるっぽい。


 だが、椿とひまわりとネモフィラは困惑しつつも空気を読んで一緒に声を上げたっぽいな。


 メラレウカはやれやれって感じだけど少し楽しそうだ。


「さぁ、行きましょう朱宮あけみや様!」


 相変わらず、ローズは《《アイツ》》に似ている。容姿ではなく、どこか雰囲気というか、根本的な中身が似ている……いや、《《同じ》》なんだろう。


 仲間思いで、やるときはやって、でもだらしないところや変わったところがある……。


 そんなところに、私は……





「朱宮様?」


「……あぁ、すまん。ちょっと想像してただけだ」


「いやそれは想像というより妄想では!?」


「ネモフィラに言われるとは……」


「なんで妾に言われるのがそんなにショックなんだ!流石の妾も怒るぞ!!」






「ははっ、やっぱり朱宮様は面白いっすね」


 紅輪ははにかみながら言い、風呂場へ向かう。


「うむ、それに普段から明るいお嬢様がさらに明るくなっとる。もう明るすぎて直視できないレベルじゃ!ひゃひゃひゃっ!」


 山茶花は爆笑しながら、風呂場へ向かう。


「山茶花、声が大きいよ!……まぁ、でも確かに直視できないは言い過ぎだけど、あんなに楽しそうなお嬢様が見れて良かったかな。ふふっ」


 椿は優しく笑い、風呂場へ向かう。


「うんうん、僕の料理を食べたときより明るいのはいただけないけど、「幸せならKOです」ってやつかな?」


 白熊木は面白そうに、風呂場へ向かう。


「それを言うなら「OKです」だよ!倒しちゃ駄目だよっ!」


 ひまわりは楽しそうに、風呂場へ向かう。





「ほら、皆先に行ってますよ!朱宮様も!!」


 ローズは、明るい笑顔で、風呂場へ向かう。


「……あぁ」


 私はどんな風に、風呂場へ向かうのか。私にはわからない……が。


 きっと、幸せそうな顔だったんだろう。





「私は朱宮天蓋。


 やっと幸せでいられる場所に出会えた、


 ただの―――――《《名》》探偵だ」

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