119話
二週間の成果はいかに?
この二週間で、主に能力の底上げを重点的に行った結果をお見せしよう。てなわけで、ステータス画面……ポンッ。
【プレイヤー名】ジューゴ・フォレスト
【取得職業】剣士、鍛冶職人、料理人、盗賊、魔導師、鑑定士
【各職業レベルと補正値】
【剣士レベル43】
《パラメーター上昇率》
体力 +270
力 +196
物理防御 +178
俊敏性 +101
命中 +83
【鍛冶職人レベル42】
《パラメーター上昇率》
体力 +266
魔力 +103
力 +162
命中 +64
賢さ +70
精神力 +139
運 +10
【料理人レベル51】
《パラメーター上昇率》
体力 +265
魔力 +167
力 +126
命中 +102
精神力 +120
【盗賊レベル44】
《パラメーター上昇率》
体力 +205
魔力 +101
物理防御 +124
俊敏性 +207
命中 +153
賢さ +96
【魔導師レベル40】
《パラメーター上昇率》
体力 +90
魔力 +271
命中 +51
賢さ +161
精神力 +148
【鑑定士レベル45】
《パラメーター上昇率》
体力 +135
魔力 +135
物理防御 +135
命中 +135
賢さ +135
精神力 +135
運 +15
【各パラメーター】
HP (体力) 1583(1319)
MP (魔力) 1016(847)
STR (力) 593(494)《+82》
VIT (物理防御) 539(449)《+125》
AGI (俊敏性) 377(314)《+75》
DEX (命中) 715(596)《+48》
INT (賢さ) 566(472)
MND (精神力) 662(552)
LUK (運) 54 (45)
『スキル』
【剣士】
十文字斬り、身体能力向上、縮地、地竜斬、天空斬、剣士の見極め、飛燕斬、一閃
【鍛冶職人】
鍛冶の見極め
【料理人】
時間短縮《Ⅱ》、品質向上
【盗賊】
気配感知、隠密、盗賊の見極め、罠感知
【魔導師】
魔道の心得、消費MP軽減
魔法:ファイヤー、アイス、サンダー、
フレイムバレット、アイシクルバレット、エレキバレット、
フレイムストーム、テレポーテーション、デフレプロテクション、
サイクロン、エアーカッター、ウインドバレット、
ストーンウォール、ロックバレット、ストーンストライク、
アイスストーム、エレキストーム、フレイムボム、
アイシクルブリザード、ラヴァウェーブ、エレクトロレイン
【鑑定士】
鑑定士の見極め、鑑定虚偽
【その他】
認識阻害《Ⅱ》、熱耐性
称号:勇猛なる者、武闘会の覇者、魔物の友、初級から中級へ、天然たらし、傍若無人ないたずら小僧、ベテラン冒険者、名コック、一人前の鍛冶職人
……うん、まあいろいろとツッコミたいところは山ほどあるとは思うが順番に説明していこう。
まずこの二週間、各職業のレベルを上げ全てレベル40以上にまで成長させることに成功した。そのお陰でステータスも依然と比べ物にならないほどに上昇し、圧倒的と言ってもいいほどだ。……まあ、料理人のレベルが50代になっているのは、察していただきたい。
次にレベルアップにより、もともと持っていたスキルのレベルが上がって効果がさらに向上したものがいくつかある。加えて、覚えていなかった新しいスキルも獲得でき、それらも何度か実験して今の俺の戦闘スタイルの戦術に組み込んだ。
詳しく話すと、剣士の見極めは各剣士スキルの威力とクリティカル率が上昇するスキルで、飛燕斬は斬撃を飛ばして相手に攻撃する遠距離系のスキルだ。最後に残った一閃は、クリティカルになるとダメージが二倍になるというスキルものだ。
“○○の心得”というスキルだったものは“○○の見極め”に変化し、効果が上昇している。料理人の時間短縮も《Ⅱ》というものになり、さらに料理時間が短縮できるようになった。品質向上のスキルを獲得したことで、手作業で作業した時の料理の品質も高水準を叩き出すことが多くなっている。
魔導師は見ての通り新しい魔法が追加され、さらに消費MP軽減というスキルを手に入れたことで魔法の使い勝手も良くなっている。
最後に鑑定士の鑑定詐称が鑑定虚偽にレベルアップし、さらに詳細なスキルの隠蔽が可能となった。認識阻害も《Ⅱ》になり、指定した人物意外に自分を認識させないということもできるようになった。鍛冶職人の作業中に熱耐性という地味な物も手に入れたが、貰えるものは貰っておくという精神を発揮しあまり気にしないでおいた。
以上の結果からこの二週間でレベルも能力も上がったが、特にそれが顕著なのは魔法であり、レベルが以前の倍にまで成長したことで新たに風属性と土属性の魔法が追加された。既に覚えている火属性・水属性・雷属性の上位系統の魔法も修得した。……今まで気にしなかったのだが、氷の魔法は水属性に属しているのにアクアなんちゃらといった感じの魔法を覚えないのはなぜなのだろうか?
称号もいくつか増えているが、その効果は商品の生産成功率を上げたり品質が少し良くなるといった程度のものなので詳しくは割愛する。
「おい、そろそろ始まるぞ」
「うん?」
一通りステータスを確認した俺にハヤトが声を掛けてくる。メニュー画面にはクエスト開始のタイマーが刻一刻と時を刻んでおり、そろそろクエストが始まる時間となっていた。
「さて、いっちょやりますかね」
二週間という短期間での準備だったが、それだけの期間でどこまで強くなれたかを確認するべく、俺はメニュー画面を閉じクエストが始まるのを今か今かと待つことにした。
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