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カスタディ・シティ  作者: ぎゅーにゅー
4/8

戦闘とルール

今回はタツがメインです



これからは20時に更新しようと思います

週1以上を目指して頑張ります!





「それで、ボクに本気で勝てると思ってるの?だったら頭の中お花畑だね」

「うっせぇよ!勝つっつたら勝つんだ!」

いや、落ち着けよ俺…頭に血ぃ昇らせたら勝てるもんも勝てなくなるだろ

あいつにも言われたじゃねぇか!


――――「いい?まず相手はタツに一度勝ってるから挑発してくると思う。でもそれに乗って頭に血が昇ってたら勝てない、だから絶対に冷静にいるんだよ?」―――

あいつの言葉を思い出すとなんかスッとなるな…これなら大丈夫だろ


「ふー、まぁいいじゃねぇか、ちょっと相手してくれや」

「わかった、いいよ。(君の剣技じゃボクのゴーレムは切れそうもないし)じゃ、場所変えようか」


ランキングバトルにはいくつかのルールがある

一つ、戦闘は街にある特設会場でなければしてはいけない

一つ、戦闘は両者の合意がなければしてはいけない

一つ、バトル後は1時間同じ相手とバトルしてはいけない

一つ、戦闘はお互いに核を装着し、先に核が破壊が成された方の敗北とする。また核の破壊が成された後に攻撃をしてはいけない

一つ、万が一上記四つのルールの抵触する行為が発覚した場合ランクの剥奪と今後一切の登録を禁ずる


これはこの街の総帥として君臨しているランキング1位が昔設定したルールだ

彼はすでに20を過ぎ、能力が衰えてるのにも関わらず1位をキープし続け、そのルールを守らせている

ちなみに5つ目のルールは彼の直轄の部下が執行しているらしい

なんでも彼のいるところにランキングの登録情報が集約しているという

3つ目の核とはペンダントのことだ。

ペンダントの先に赤い玉が付いており、それの破壊が勝敗を分ける


「さて、着いた訳だけど…どうする?帰るなら今のうちだよ?」

「んなことするわけないだろ、さっさとやるぞ」

そういうと、やれやれと首を振っていた


「じゃぁ君には悪いけどボクのランク上げに協力してもらうよ!」

「上等だ!この間みたいにすんなり勝てると思うなよ!」

お互いに臨戦態勢に入った

俺は腰に下げてる刀――ファラクに、ミヒトはゴーレムは作り出した


静寂が流れ…そして

「行ってこい、あのバカを倒して来い!」

ミヒトがゴーレムに命令を出した


ゴーレムと言えば力が強くて硬いが遅い、というイメージを持ちがちだがこいつのゴーレムは違う

足にタイヤでもついてるのか?と聞きたくなる程に素早い、それでいて力や硬さもそのまま…

普通に戦えばこの前の二の前になるのは間違いないだろうな


でも

「今日の俺は一味違うぜ!!」

そう言って目の前に迫ってきているゴーレムに勢い良く接近し――――――斬った


「は?」

ミヒトの奴、驚いてやがる。…俺も驚いたけど

こんなに斬れる刀だったのか流石だな!


「お前の自慢のゴーレムは斬ってやったぜ?降参なら今のうちだぞ?」

「…確かにボクのゴーレムが斬られたのは驚いた。でもまだだよ」

そういうとミヒトはゴーレムを3体作り出した


まぁ出されたなら斬るっきゃないよな

走って出されたゴーレムの一体を斬りつけた―――が、斬れなかった

「これはさっきより硬度が高い。キミには斬れないよ」

ニヤっとした顔でそう言った


「別に斬れなくてもいい。お前に勝てればな!」

「そんなことできるわけない――――え?」




次の瞬間、会場内にパリンというガラスが砕けた音が響き渡った




「なにが起きたの?なんでボクの核が…」

「なんでってそりゃ、俺が壊したからだが」

バッと振り返り俺が後ろにいることにようやく気が付いたようだ


「…なんでそこに?」

「俺の足で走ってきた」

「そういうことじゃない、なにが起きた?と聞いている」

「教えろってか…俺に得がないじゃんか」

「なら対価払う。10K(ギーラ)でどお?」

「1万て…しかも街金(ギーラ)じゃねぇか!なんでそんなに持ってるんだよ!!」



この街には日本のお金(エン)と街で発行されてるお金(ギーラ)がある

日本円は外から持ってこれるし、取引など様々な方法で持つことは簡単なことだ

でも街金はそう簡単にはいかない

街金は役場などの街の運営サイドのバイトで貰えるお金だ

しかもバイトしても10Gくらいしか貰えないことからほとんどの人が持ってない

それを1万G?ありえない…

日本円換算するなら1G1000円くらいだ

「で、どう?」

「え、あ、あぁ…それなら――――「だめだよ!」え?」


言葉を遮ってきた声の主を探すとすぐに見つかった

「タツ、自分の能力(チカラ)を晒すなんて死にたいの?」

「ショウ!なんでお前がここにいるんだよ!」

「そりゃタツが心配だったからかな」


なんだよ、こいつが来てるんなら最初から本気出しとくんだったな

もしかしたらもっといい刀くれたかもしれないのに!もったいねぇ


「まぁタツは後で説教として…ミヒトくんだっけ?はじめまして、かな?」

「お、お初にお目にかかります!ショウさんのお噂はかねがねお聞きしております!」

え?まじで?俺説教くらうの!?つかミヒトの様子おかしくね?


「そう?まぁそれはいいや。それよりミヒトくん、人の能力(チカラ)が知りたい気持ちはわかるけどお金でってのはいただけないよ」

「申し訳ありません。ですが彼の能力は明らかに常軌を逸してます。なのにボクよりも下のランクなのには意味があるのでは、と考えましてこのようなことをしました」

「確かにタツの能力はスゴイかもしれないね。でも、タツはそれを使いこなせてない。ただそれだけだよ」

「そうでしたか…。タツくん、変なことを聞いてしまって申し訳ない」

「え、お、おう!気にすんなよ」

「それではボクは失礼します」

「気をつけて帰ってね」


ショウに見送られてミヒトは会場を出て行った






「さて、タツ?言いたいことあったら先に言ってね?」

「申し訳ありませんでした!!」




勝ったのはタツでした

タツの能力とはいったい・・・


ショウって誰だ!?

え、いや主人公ですけどね


登場人物に苗字は存在しますが基本名前呼びです

もし、苗字があった方がいいという意見があれば苗字をつけます


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