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夢の籠  作者: sapom
鈴木の日常
5/15

鈴木:頑張って通勤してみる。

(いや~ホント、会社行きたくないわぁ。)

バスに乗って、溜め息をつく。

ニャンコと離れたくないし、まずこのバス通勤が嫌だ。

いつも十分は遅れてくるし、年配の人で溢れていてなかなか座れない。

変なおばちゃんは話しかけてくるし、どうしていいのかわからなくなる。


私は基本人見知りだ。

仕事なら、何でも出来る気がする。

仕事中ならちゃんと接客も出来るし、上司からも厚い信頼を得ている。

それが、仕事じゃないと途端に出来なくなってしまう。

まっ、仕方ないよね。

それが私だし。


いつものようにバスに乗り、下らないことを考えながら頑張っていたけれど、もぅごまかせないとこまできていた。もの凄い吐き気。

そう、車酔い。

頑張れ私!

何か他のことを考えて気をまぎらわせるのだ!


………。


ムリでした。

あえなく途中下車。

会社に電話する。

「おはようございます、鈴木です。大変申し訳ありませんが、通勤中、バスに酔いまして…はい、はい、大丈夫ですが、少し遅刻します…すみません」


よし、少し休んだら行きましょうか!


会社少し手前のバス停でイスに座って回復を待つ。

下を向いて、吐き気が治まるのをまつ。

ひたすら待つ。


時間にして五分ほど。

息を一つ吐き、顔を上げた時、それが目に入った。

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