表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢の籠  作者: sapom
鈴木の日常
2/15

鈴木:朝からダメ人間。

今日も妹に電話で起こしてもらった。


寝ぼけ頭でふと思う。


社会人になって十数年。

一人暮らしを始めて約五年。

(途中で妹が猫拾ってきたから今は独りじゃないけど)

…何故、私は一人で起きることも出来ないのか(笑)

真剣に考える、振りだけしてみる。

自分には通用しないが。

振りだけにしておかないと死んじゃうよ~な気がするから。

低血圧で朝が弱いとか、仕事の勤務時間が異様に長いからとか、夜中にニャンコが運動会を開催しております、とか、己(怠け者気質)以外のものに理由を擦り付けたいところだ。

そうだ!そうだよ!!

ニャンコが運動会してたからだよ~!

二匹で激しい追いかけっこしてたよ~!

アパートの隣の人大丈夫かな…。


…はぁ。


朝から、溜め息が。といっても早朝じゃぁない。

出社は十時半。

朝が苦手の私にピッタリのうちの会社はいわゆるブラック企業。だってこの間上司もそう言ってたもん。

転職を考えたいところだけど三十歳を越えてしばらくたった私にはその勇気がなかなか出ない。

友人知人は口を揃えて辞めちまえ!って言うけれど、それじゃあ誰がうちのニャンコ(二匹)を食べさせて行くのか。

無責任な発言はお控え下さいだよ本当に。

そんなこんなで只今九時過ぎ。

ヤバイよ遅刻してしまうヨ。せっかく起こしていただいたのに!

妹の努力がムダになっちまうヨ!

顔も洗ってないですよ、私!

化粧する時間がないから必殺!マスク装着!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ