表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢の籠  作者: sapom
プロローグ
1/15

 それは、小さな水溜まりであった。

ぐるぐると、黒い渦を巻いているそれは、ここ最近快晴続きの道路上では、余りにも異質であった。

しかし不思議と、行き交う人々の目には止まらない。

時には太陽の光を反射し、時には月の柔らかな光を吸収しながら、ただ渦を巻いて、そこにあった。

変わらぬ黒を内に抱えたまま。


 そう、しばらくの間は-。


人は、気づけなかった。

水溜まりが少しずつ、ほんの少しずつ大きくなっていることに。

だんだんと、渦が速さを増し、黒がより黒くなっていることに。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ