時計の針と時間
掲載日:2026/07/27
針なのに、「刻む」って、しっくりこなくて。
ばらばらの時間を時計の針が縫いあげて
刹那を繋げた鎖もやがては永遠を結ぶ
時計は時間を刻むのではなく
鎖の環のおおきさを測りとるのだ
油断するとばらばらになってしまいそうな
そんな危うい連鎖
瞬間 瞬間がおのれどうしを繋ぐ
鎖の環であると同時に
時計の針で縫いあげられる断片でもある
だとしたらその針に通される糸の名前は
歴史だか 運命だか そんなところか
通された幾本の糸のうち どれを選びとるかで
成された鎖のかたちは
まるですがたを変えてしまうのだ
イメージの二重構造になっちゃった。




