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雑魚狩りに特化した俺は鍵集めがメインのはずなのに創造神にクエストを押し付けられた件  作者: 如月 煉司
創造神エルミア編

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最終話 託された希望

黒月が沈み、空が裂けた。

世界を覆う闇の中心に、“原初の拒絶”――ネメシアが立っていた。


その存在だけで、風が止まり、音が死んだ。


俺は震える手で剣を構える。

共鳴石が脈打ち、刃が光を帯びる。

これが最後の一撃――すべてを懸けた、一撃必殺。


「……これで終わらせる。」


地を蹴る。

闇を切り裂き、ネメシアの胸へ――渾身の一閃。


光が弾けた。

だが。


『――光ハ、届カヌ。』


轟音と共に、俺の身体は吹き飛ばされた。

腕が痺れ、視界が白に染まる。


(……嘘だろ……今のでも……)


地面を這いながら顔を上げる。

ネメシアは、傷ひとつ負っていなかった。

その瞳が、氷のように冷たく光る。


『其ノ勇、称エヨ。然レド――無意味ナリ。』


「……無意味、だと……?」


胸の奥が焼ける。

怒りでも、恐怖でもない。

ただ――“諦めたくない”という衝動だった。


(まだだ……まだ終われねぇ!)


「ライア!!ここはもう手を引こう!」


「俺にはやっぱり荷が重かったのかな......」

俺は呟いた。ジンソクリュウガがこの場にいればな......


「ライアはやく!!」

「ごめん。バラド!」

「ライア......?」


俺は多分ここで逃げてもこいつは追ってくるだろうし、この先のインフレ......勝てるわけねぇーや。


「俺は雑魚狩りしかしてなかった。でもこの冒険で俺はようやく普通の勇者になれた気がするな」

俺は死を悟った。というより俺みたいな平凡じゃやっぱりダメなんだ。だから......!


「無限の勇気発動!」

無限の勇気.......全てパラメーターを自分の好きなように上げれる。しかし、代償も大きい。


「ライア......まさか!」

バラドは瞬時に気づいた。俺が相打ちに持ってこうとしてるのを......!


俺はバラドに爆弾、共鳴石、を投げて渡した。

「バラド!俺はお前に全部託す!」

「ライア!俺にはできないよ!」

「できる!お前は優しいし、強い!」

俺は思い全てぶつけた。

「ジンソクリュウガっていう奴にあったらよろしく頼むよ」

「ライア......」


「話シ話ハ終ワッタカ?」


「これで……終わりだッ!!」


光が弾け、闇が崩壊する。

爆風の中心で、二つの存在が激突した。


『――勇者ヨ。汝ノ勇、永遠ニ。』


轟音。

光。

そして――静寂。


バラドは吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。

目を開けると、そこには焦げた大地と、崩れた空だけが残っていた。


手の中には、共鳴石があった。

ライアが最後に投げてよこした、それだけが。


「……バカ野郎……なんでだよ。」


風が止み、黒月が消えていく。


バラドは拳を握りしめ、立ち上がる。


「……ライア。お前の勇気、無駄にはしない。必ず“鍵”を見つけてやる。」


崩れゆく空の下、彼は一歩を踏み出した。


そして、その後。

ライアという名を語る者は、もういなくなった。


だが、彼の残した“勇気”だけは――確かに、世界に刻まれていた。


結局その後、エルミアは姿を現さなかった。バラドとジンソクリュウガ、そして骸骨の男全てどうなったのだろうか。


それは次の物語が教えてくれるだろう

ここまで読んでいただきありがとうございました!

現実味のある終わり方ですね

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