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花守人と女神の庭師  作者: 江藤樹里
裏モード
7/7

◆ある吟遊詩人の独白


 時折、散り行く花守人を愛しすぎ、守ろうとしすぎて堕ちてしまう<庭師>がいる。

 そんな彼らが取る手段は<花>の<保存>だ。国の危機だというのにコレクターもいるから見つかれば罰則を受けるが高値で取引される。

 愛がなくても金儲けのために<保存>する<庭師>はいるものだけど、君はどんな<庭師>になる?


___


<保存>方法:愛された証。嫌がる<花>はほとんどない。

ただし、少女の姿から花の姿に戻ってしまう者もいることには留意。


・スケッチあるいは写真:一般的な<保存>方法。記録としても有用なので、必ず一度は使用される。


・ハーバリウム:ドライフラワーあるいはプリザーブドフラワーを専用のオイルで瓶詰めにする。


・押し花:乾燥させ圧縮する。<推し花>として人気がある。


・ドライフラワー:乾燥させる。色は褪せるが形は残り香りが続く。香りと記憶は直結する。


・プリザーブドフラワー:専用の薬剤で脱色し、染色する。香りはないが色が綺麗に保存される。


・ジャム:散った後の<花>は花弁に姿を変える。それを集めて砂糖と一緒に煮詰めてジャムにする。食べられる。



 他にもあるかもしれないね。可憐な<花>を<保存>したいと願うのは人間ならではなんだろう。

 彼女たちは受け入れる。それが愛だと受け取るからだ。


 君の愛は、何に手を伸ばす?




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