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【基本用語】


<庭師>:温室の<(ガーデン)>を管理し、世話をする人物。素質ありと認められれば十六歳からなることができる。<庭>の数だけ存在し、見習いからベテランまで様々。<図鑑>を作成したり、世話に欠かせない道具や肥料の研究等も行う。ごく稀に<女神の庭師>と呼ばれる存在が現れ、<女神の花>の負担を軽減する目的で<庭師>に自分で芽吹かせた<花>を分け与えることもある。

※庭をガーデンと読んでも読まなくても問題なし。


<花>:<女神の花>が落とした特殊な種子や球根から育ち、少女の姿をしている。閉じていた目が開く時が開花時期。目が開くまでも意思疎通は可能で運動も問題ない。開花後は種類によるが数日から数週間程度しか生きられず散る運命。その間に戦場へ出て<虫>から<女神の花>があるソイルシードを守る役目を負う。武装した彼女らは花守人(はなもりびと)と呼ばれる。種類によって戦闘スタイルには向き不向きがあり、<庭師>の手腕によっても育ち方が変わる。近年になって決まった期間しか生きられない彼女たちの記憶を引き継ぐ技が発見されてきている。研究途中で不明点も多いが、戦場で散ると種子を残せず記憶も引き継ぎ不可。完全にロストし、一からの育成となる。<女神の庭師>から分け与えられればロストした<花>の種類も再度<庭>で育てることが可能になる。


<吟遊詩人>:国から派遣される中性的な見た目の機械人形。歌により成長を促し、戦いを記録する。国から派遣されてはいるものの敵でも味方でもなく、<花>と<庭師>の成長を見守っている。一人称は「私」あるいは「僕」。

※一人称の表記はこだわらないので漢字でも平仮名でもカタカナでも良。



<女神の花>:その花は原初の花。全ての花は<女神の花>から生まれたとされる。

<女神の花>は、色を持たず透明な花弁を持つ透き通った美しい花。巨大な花で、人の背丈以上ある。幾重にも重なった花弁は繊細で、光の恩寵を受ける。非常に脆く“壊れ"やすい。唯一無二の花で、生態は不明。種子を残すのか、株分けをするのか、全くわからないが世界ができた時から咲いていると言われている。ソイルシードにしかなく、<女神の花>を中心に生き物が住まうようになり、国が出来た。今は神秘の庭と呼ばれる場所に咲き、ソイルシードの王家が守り手となっている。


___


◆<庭師>の選出

・義務教育を終える最後の過程で<試しの種>を渡される。それをどう育てるかで素質を測られる。

・芽吹かせることさえできない者、枯らしてしまう者は国を追い出され、花を咲かせることができれば合格。種子を残せた者だけが<庭師>としての素質を持つと認められる。

・特別な<庭師>は<女神の花>の落とした特殊な種子や球根を芽吹かせられる者がなれる。その試験はやはり種子を育ててみる以外になく、任された<庭>により選抜され受験資格を得る。ごく稀に、普通の種子からでも花守人に育てることのできる<女神の庭師>もいる。ただし彼らに自由や拒否権はなく、<花>を育てること以外は許されない。生活を保証する代わりに<庭>に監禁される。


___


虫姫(むしひめ)>:ドライピリオドランドを治める存在。嫌われ者が集まる国で組織した<虫>と呼ばれる軍隊を動かすことができる。<女神の花>を求めて止まない。虐げられ、辛酸を舐めてきた民たちのために立ち上がる。人間であるため寿命が訪れても次の<虫姫>が台頭し、争いは続く。


<虫>:<虫姫>が率いる軍。花に害をもたらす虫、ソイルシードを追い出されたはみ出し者、ならず者で構成される。物作りが得意な妖精が作る機械の虫は外装が硬く容易には倒れない。また、<花>に有毒な病を撒き散らすこともある。花守人はこの<虫>と戦わないと、<虫姫>へと近づけない。


___


【国の名前】


◇ソイルシード:神秘の庭の守り手を担う王家が治める国。王の時代も女王の時代もある。グラスフィールドの中で一番大きな国土面積を持ち、動植物がよく育つ肥沃な土壌を有する。農業はもちろん、林業も放牧も盛ん。益虫はいるので養蜂場もある。美しく祝福された国。死刑制度はなく、重罪人は追放され流刑にされる。臭い物には蓋をする国。


◇ドライピリオドランド:<虫姫>が治める嫌われ者の国。乾燥した荒野が続く地域で食料は少なく花も育ちにくい。国土面積はソイルシードの次に大きい。何処の国でも爪弾きにされた者が辿り着く場所。ソイルシードを憎み、だからこそ欲し、<虫>に属するため志願する者も多い。


◇スコールアーキペラゴウ:諸島国家。首都が持ち回りで変わる。島ごとに独自の文化を持ち、他民族が暮らす。他者に迎合しないが敬いはすることで平和を維持している。この国出身の妖精は手先が器用な職人が多く、物作りに長けているため世界を相手に取引をする。自分から外国へ行って島にはない素材で物作りを楽しむ者もいる。


◇フロウグレイシャーバーグ:妖精の国。妖精王と妖精女王が治める。海の上を揺蕩い移動する国土は全面雪と氷に覆われ、人は住めないほど寒い。妖精にとっても寒いはずだが魔法の力で常春という噂。魔力が常に満ちていて、時間の概念さえ歪む場所。住民の妖精は気紛れで人を招くこともあれば突然極寒の外へ放り出すこともある。ドライピリオドランドとソイルシードとの争いも気紛れにどちらかに味方しては敵にもなる。氷でできた<妖精の花>を大切にしており、<女神の花>に形状が酷似している。



◆存在する種族

※ただし、人の分かる言語でやりとり可能なものに限る。


◇人間:最も多く存在する。他の動物を家畜化したりペット化したりして生活を向上させてきた。物作りが得意な妖精とは関係を築きやすい。善良な人間、悪辣な人間、様々である。


◇虫:益虫も害虫も存在するが、人間の価値観で振り分けられ呼称される。害虫は迫害されドライピリオドランドへ辿り着くことが多い。<虫姫>の恩寵を受けて巨大化し、人の背丈とそう変わらないものがドライピリオドランドにはよく見られる。他の国では一般的な大きさ。人の判る言語と人の判らない言語とを話すことができる。

※人と暮らす益虫は利害が一致するから協力しているだけである可能性に気づいていないのは人間だけである。


◇妖精:妖精の中にも様々な種族が存在するが割愛する。どこの国にも存在するが、大体はフロウグレイシャーバーグで過ごすことが多い。往々にして悪戯好きで飽きやすく、楽しそうと思ったことには何でも飛びつく性格をしている。物作りが得意な妖精は人間や虫と同じ場所で生きる選択をする者もいる。


◇機械人形:物作りが得意な妖精が作り出した人に似せた自動歩行し自動思考する絡繰。動力は妖精秘密で不明。人に似せたため人と同じ場所が急所。其処が破壊されれば移動も思考も不可になる。ソイルシードで重用される。


___


【庭師の仕事】


花守人となる<花>の成長を促し、戦場へ出て傷ついて帰る彼女たちを手入れし癒すこと。


◆<庭師>の仕事道具

庭<ガーデン>には四季折々の花を育てる環境が揃う

・人工太陽:国から支給される。<吟遊詩人>が持ってくる。両手で持てる大きさで付けたり消したりできる優れもの。ちゃんと温かい。

・如雨露:自分で使いやすいものを選ぶ。いくつか種類を持つのが一般的。

・剪定鋏:物作りが得意な妖精が作ってくれる。いくつか種類を持つのが一般的。

・肥料:自分で研究して調合する。腐葉土作りも大切。

他、土を耕すためのシャベルやスコップ、ナイフは各自使いやすいものを用意すること。

消耗品であることから必要経費の申請は<吟遊詩人>を経由して行うこと。


◆<花>のお世話

種子から咲くもの、球根から咲くもの、樹木に咲くもの様々。

種子や球根から咲くものが多い。

樹木に咲くものは少ないがあるにはある。

まだまだ研究途中で同じ<庭師>でも一代限りしか咲かせられなかった花守人もいる。

未発見の花守人がいる可能性もある。


国は安定した花守人の“生産"と"供給"を望み、<庭師>に期待している。

愛情を持って育て、個々の性格や特徴を鑑み、最適な職を見繕うこと。


___


折角育てた<花>が枯れて終わってしまうのは勿体ない。

また、戦場での喪失(ロスト)は避けるべき事態である。

研究が進み、花守人の記憶を引き継ぐ技が見つかりつつある。

これ以外の方法もぜひ編み出してほしい。


◆記憶の引き継ぎ方

・受粉…種子を残す=花同士のキスでOK。ただ、種子は次代のため記憶が完全には継承されないこともある。


・株分け…記憶を残しやすい=自分の一部を残す。ナイフを入れる必要あり、少女の見た目であるがゆえに<庭師>が嫌がりやすい。


・挿木等でも記憶を引き継げる=自分の一部を渡す。株分けと似ているが髪の毛でもOK。だがそこから成長させるには熟練の技が必要。


___


【花守人の戦闘職(ジョブ)

<花>にも得手不得手はあり、どんな武具を纏うかは向き不向きによって決められる。


騎士(ナイト)…どの<花>もなれる。剣や槍を持ち盾を構えて第一線で戦う。苦手な戦場は少ない。性格は真っ直ぐで明るい。


格闘家(ファイター)…どの<花>もなれる。拳や脚を用いた近接戦が得意だが殺傷力の面では騎士に劣る。武器を失っても生存可能性が高まる。性格は寡黙あるいは快活。身軽さが優先されるため防具は最小限。


弓士(アーチャー)…どの<花>もなれる。矢尻に毒を塗ることも多く、毒を持つ<花>は自身で用意できることから選ばれやすい。広い戦場は不向きで死角が多い森林あるいは居住区の護衛を担う方が向いている。性格は冷静かつ冷酷。盾は持てないが視界を塞がない程度の頭部の防具は好む。


魔法士(メイジ)…開花期間が長い<花>に向いている。広範囲に渡る攻撃が可能で威力も大きいが、その反面、生命力を魔力に変換するため限界を迎え戦場でロストしやすい。武器は本来不要だが攻撃範囲や指針を決める目印として杖を用いられることが多い。広範囲に渡る魔法を使用するため防具は基本的には不要だが、遠距離攻撃から身を守るために頭部の防具を好む。


暗殺者(アサシン)…毒を持つ<花>に向いている。近接戦が得意。何かに紛れて不意打ちする方が活躍できるので死角が多い戦場だと有利。性格は大人しく慎重。ナイフや装飾品に擬態させた武器を扱う。身軽さが優先されるため防具は最小限。


偶像(アイドル)…どの<花>もなれる。可愛さが最大の武器でありリスク。見るものを魅了し、惑わすことができる。囮としての機能も優秀。性格は明るく努力家。武器も防具も持たない。魅力を最大限に引き出すための専用衣装が作られる。



この設定のソシャゲがやりたいけどソシャゲをリリースする力はないので、いつか長い話を書くかもしれない時のために自分用メモ。

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